松崎慊堂(1771-1844)の『慊堂日暦』が面白いというのは、以前から聞いていたのですが、大部のものでもあり、なかなか手をつけずにおいてありました。最近、必要あって読み始めたところ、すっかり魅了されてしまいました。まだ読了していませんが、いたるところに興味をひかれる記事があります。 「和習」といえば、日本人の書く漢文の癖のようなもので、中国文を手本とする立場からすればあまりありがたいものではないようです。慊堂はその和習について、面白いことを言っています。文政十年十二月八日の日記から。 「助字・作文」。古今各々異なる。先ず『史記』と六経とを比視すべし。漢は周の助字を用いず。後漢と前漢と異なる。作文もまた然り。唐の元結は六代の比儷を厭い、ここに於て始めて復古の事あり。然れども唐の文は自らこれ唐、宋の文は自らこれ宋。韓(愈)を学ぶ欧(陽脩)は、却って韓に似ず、自らこれ欧の文なり。南宋また北宋に
啓功『詩文声律論稿』(中華書局,1977年)は、平仄(ひょうそく)という手がかりによって中国の詩文を読み解く著作です。唐代の近体詩や六朝後期の駢文が、平仄のルールにしばられていることは、よく知られることです。またその萌芽として、漢代の詩文などにおいてもすでに平仄が意識されていたらしく、啓功氏が賈誼「過秦論」を挙げて説明したことを、昨日、紹介しました。 六朝から唐代にかけて発達した「駢文」は平仄の調和を追求した美文ですが、平仄を過度に整えたせいもあり、唐代の中期には表現が固定化・陳腐化してきていました。そこで韓愈らが徹底的に駢文を批判し、「古文」という文体の「復活」を唱えたのです。 唐代以来の「古文」は駢文を否定した上で成り立ったわけですが、では、その「古文」では、平仄が無視されているのかどうなのか。啓功氏は、「古文」でもちゃんと平仄が意識されている、というのです。啓功氏が分析する王安石「讀
韓国で「妄言製造機」と言われている黒田勝弘氏の「慰安婦」論 2019年9月8日 ツイッター始めましたのご連絡 2019年6月16日 植村隆元朝日新聞記者の裁判について(10)金学順さんが「慰安婦」連行前に三年間学んだ平壌の「妓生養成所」の話 2019年6月16日 続・最前線慰安婦「現地調達」の話 2019年5月25日 韓国で「妄言製造機」と言われている黒田勝弘氏と朴裕河氏(1)被害者の証言を歪める人たち 2019年5月12日 植村隆元朝日新聞記者の裁判について(9)西岡力氏らを訴えた東京訴訟の判決が延期された件 2019年3月22日 朴裕河氏の「帝国の慰安婦」に書かれた「からゆきさん」(1)「慰安婦はからゆきさんの後裔」説を検証する 2019年3月19日 金福童さんの訃報にお悔やみの言葉もなく報道にインネンだけつけたと言う外務省報道官の話など 2019年2月28日 「慰安婦」問題から「公娼
漢口の積慶里慰安所には、高い壁に囲まれた慰安所の敷地内に「供養塔」があった。もちろん、この「供養塔」は日本軍が作ったものである。加害側が「供養」するのはよくて、被害を受けた側が現地に追悼の像を作るのはよくないと言うのはスジが通らない。ヤクザの因縁のようなもんだ。 「供養塔」は積慶里慰安所の建物を抜けた奥にある小さな公園、というか大きな庭の隅に立てられていた。山田が積慶里に着任した時には、既にあったようだ。写真でも高い壁に囲まれているのが、はっきり分かる。 この供養塔については、機会を改めて話題にしたいのだが、「慰安婦」が、死んでなければ「供養塔」を立てる必要もない。8年の間にどのくらいの「慰安婦」が亡くなったのだろうか。山田清吉は、自殺した朝鮮人「慰安婦」の物悲しい話を「武漢兵站」で書いているが、一人死んだくらいでは供養塔を立てると言う話にはなるまい。 澤田記者については、既に→「ビルマ慰
日本軍の南方侵攻って、とくに南西方面は現地インフラに頼った作戦でもあったんだけれどね。舗装道路が無かったらどうだったろうね。
朝日新聞 2017年12月30日 袴田事件「みそ漬け7年」DNA抽出実験 弁護団が再現 1966年に旧清水市で一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、静岡地裁の再審決定で釈放された袴田巌さん(81)の弁護団が今秋、地裁で採用されたDNA型鑑定を再現する実験を行った結果、7年半前にみそに漬けられた布の血痕からDNAを抽出できていたことがわかった。 弁護団が28日、取材に明らかにした。弁護団は「みそなどで汚れた試料からも、血液のDNAを抽出できることがはっきりした」と主張している。 (後略) 記事の見出しに関連するのは上記の部分ですが、この記事では後半で次のような指摘がなされています。 約5年間に及んだ静岡地裁の審理では、「犯行時の着衣」とされたシャツの血痕を最新技術でDNA型鑑定するよう弁護団が求めたのに対し、検察側は「血痕は古く、みそに漬かっていて、汗や唾液(だえき)など血液以外の成分で汚
「間違いだらけの寿司!こちらで提供されているのは、なんと、発酵させない寿司!」 「なんと、迅速に提供するために新鮮な魚を使い、代わりにご飯を酢で酸っぱくしているのです!しかも人間が素手で握る!」 「こういう寿司が悪いとは言わないけど、本来の寿司の良さが失われてしまっていると思う」
現職の大統領であっても、その「利益」をそのまま韓国という枠組みにとっての「理由」と同列視はできまい。前大統領ならばなおさらだ。 そういうBeriya氏自身はというと、直前に「国家への裏切り」という主張からナショナリスティックな枠組みを見いだしている。 そもそも元発言が特定されていないため、「国家への裏切り」とは、朴槿恵政権を愛国的だという評価への皮肉ではないかと疑ってしまう。 それぞれの立場における枠組みを考察することは、その枠組みを絶対視することではない。 また、日韓合意の検証に対して、「当然にある」ことと「問題なのはそれ自体ではなく」を混同したツイートもしている。 ここでのBeriya氏の主張は、最も安易な現状追認と区別がつかない。その現状の把握にしても、朴槿恵政権の支持を残す韓国メディアの意見ではなく、国際社会の懸念を引けていないのが説得力を欠いている。 そもそも日韓合意における密約
「イデオロギーではなく、アイデンティティ」を合い言葉に、辺野古移設反対を訴えた翁長雄志氏。(写真/横田一) 「どのように勝つか、が大事だ」 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設問題を最大の争点とする沖縄県知事選の投開票日(11月16日)を直前に控え、翁長雄志選対のひとりはこう話した。 11月7、8日の両日、共同通信社が実施した世論調査で、前那覇市長の翁長氏(64歳)は現職の仲井眞弘多氏(75歳)を大きく引き離した。共産、社民、沖縄社会大衆各党の支持層をほぼ固め、無党派層の5割超に浸透。自民党、次世代の党の推薦を受ける仲井眞氏は、自民党支持層の5割超を固めたが、公明党支持層は3割にとどまる。 一方で、自民党支持層の3割弱が翁長支持にまわっており、同氏陣営の焦点は、勝敗から「辺野古移設反対という民意を日本政府につきつけるため、どれだけ差をつけられるか」(支援者のひとり)に移りつつある。前衆
新政府軍は悪くないと思うが、例えば同じような降伏勧告をバーサーカー薩摩が言われたら奴等も多分徹底抗戦したのではないだろうか。 https://t.co/vyOLAiQ7eW
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く