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ブックマーク / xtech.nikkei.com (72)

  • 「運用エンジニア不要論」は誤り、グーグルが提唱した新概念に注目

    今回は「ITインフラの運用は自動化が進む」という定説と、運用エンジニアのキャリアを再考する。 ここ数年、ITインフラ技術が進歩し、それに伴って運用エンジニア仕事が様変わりしている。最も大きなITインフラの変化はパブリッククラウドの普及だ。仮想環境が当たり前のように使われるようになり、ITインフラの設定や管理をソフトウエアで定義できるようになった。例えば、仮想マシン(VM)の起動、ネットワークの設定などである。 設定作業をソフトで実行できるため、自動化できる運用作業が増えた。インフラストラクチャー・アズ・コード(Infrastructure as Code)と呼ばれるトレンドだ。以前のように、パスやコマンドを間違えないように注意しながら、手順書に沿って手作業で設定する仕事は大幅に減った。 運用業務がソフトで実行できるようになると、アプリケーション開発者が運用作業の一部を担当できるようになる

    「運用エンジニア不要論」は誤り、グーグルが提唱した新概念に注目
  • 海底ケーブルはこうやってつくられる、世界3強の一角占めるNEC子会社工場に潜入

    国際通信の99%を担う海底ケーブルが、空前の建設ラッシュを迎えている。近年、米Googleグーグル)や米Meta(Meta Platforms、旧Facebook)など巨大IT企業(ビッグテック)が海底ケーブル投資の主役となって、太平洋や大西洋を横断する大型海底ケーブル建設プロジェクトを相次いで進めているからだ。今や海底ケーブルは、ビッグテックのデジタル覇権を支える地政学的な武器と化している。 そんな海底ケーブルの製造や敷設について、実は日企業が世界3強の一角を占めていることはあまり知られていない。フランスAlcatel Submarine Networks(アルカテル・サブマリン・ネットワークス)、米SubCom(サブコム)と並んで世界シェアトップ3に名を連ねるのが日NECだ。NECの子会社であるOCC(横浜市)が北九州市に持つ海底システム事業所こそ、海底ケーブルの世界有数の生産

    海底ケーブルはこうやってつくられる、世界3強の一角占めるNEC子会社工場に潜入
  • みずほ銀行窓口業務ストップの真相、DC切り替えをためらい障害が長期化

    みずほ銀行で2021年8月20日、営業店の窓口業務が全面停止するトラブルが発生した。前日の19日午後8時53分ごろに営業店端末と勘定系システムをつなぐサブシステムで、データベース(DB)サーバーがディスク装置の故障をきっかけに停止したためだ。待機系DBサーバーへの切り替えも失敗、副データセンター(DC)に処理を切り替えた。副DCへの切り替えに着手するまで11時間超を要し、業務開始に間に合わなかった。 みずほ銀行で2021年8月20日、全463店舗で営業店端末や店頭のタブレット端末が使用不能になった。午前9時の開店から午前9時45分までは全ての店頭取引ができなくなり、その後も午前11時58分まで融資や外国為替(外為)の一部取引ができなくなった。営業店端末などと勘定系システム「MINORI」をつなぐサブシステム「業務チャネル統合基盤」が前日の8月19日午後8時53分ごろに停止したためだ。 業務

    みずほ銀行窓口業務ストップの真相、DC切り替えをためらい障害が長期化
  • 「AIをどう習得したのか教えて」と大募集し、技術者から集まった記事49本を紹介

    日経 xTECH内に人工知能AI)専門チャネル「ビジネスAI」を2019年10月に立ち上げたのを機に、知識共有サイト「Qiita」上でAI機械学習の記事を同年12月に募集したところ、49もの記事が集まった。投稿いただいた皆さん、ありがとうございました。 今回、ビジネスAIの編集担当として私が設定した「お題」は以下の3つ。各テーマについて日経 xTECHがQiitaアドベントカレンダーのスポンサーとなり、2019年12月1日~25日まで1日1ずつ記事を募集した。 AI道場「Kaggle」への道 機械学習をどう学んだか 機械学習ツールを掘り下げる この結果、機械学習を独習するお薦めの書籍やサービス、Kaggleなどの機械学習コンペに入門する方法など、AI機械学習に興味があるエンジニアにとって大いに参考になる記事が集まった。投稿者の属性についても「ゴリゴリの文系」や「おじさんSE」「中

    「AIをどう習得したのか教えて」と大募集し、技術者から集まった記事49本を紹介
  • 「GAFAより怖い」、全国の金融機関がヤフー・LINE連合を恐れる理由

    ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)とLINEが2019年11月18日、経営統合することで合意した。ヤフーの月間利用者数は6743万人、LINEは8200万人に上る。国内最大の顧客基盤を有する企業連合の誕生がもたらす影響は、金融業界にも波及する公算が大きい。 「国内市場に限ってみれば、GAFAが金融領域に参入してくるよりも怖い」と、地方銀行関係者は警戒心をあらわにする。海外勢であるGAFAならば、地銀が得意とする地域密着型のサービスにまで足を踏み込んでこないだろうという安心感があった。ところが国内企業の場合、競合する可能性は否定できない。実際、PayPayは全国に20拠点を構え、加盟店開拓を推し進めた。結果、1年余りで加盟店数は170万カ所を突破している。 「競争軸が変わる」と予想するのは、ある金融機関の幹部だ。ヤフーやLINEにとって、金融事業は数あるサービスの一つ。狙うのは、

    「GAFAより怖い」、全国の金融機関がヤフー・LINE連合を恐れる理由
  • アロハシャツの中堅SEを注意、逆上されて紛糾

    Q.服装について教えてください。先日、アロハシャツと破れたジーンズで出社してきた中堅SEがいて、さすがに問題があると思って注意しました。ところがそのSEに「服装は自由だ」と逆上されて紛糾。「服装をこうしろと強制されるのはおかしい」と言い出す始末です。いったい職場ではどのように対応すればよいのでしょうか。 確かにクールビズが流行してから、身だしなみがおろそかになったと感じます。筆者は相手に不快感を与えなければ1年中自由な格好でよいと思います。 ただ、不快に感じるか否かは相手によって変わります。よって、職場でも一定のルールを設ける必要があります。特に大企業になれば社員数が多く、常識目線での管理はできません。ルール作りは当然であり、内勤・外勤や、業態・職種によって、一定程度の服装ルールを決めることをお勧めします。 職種によって感覚は違う ベンチャーの会社に行くと、カフェのようなオフィスで服装も自

    アロハシャツの中堅SEを注意、逆上されて紛糾
    harumaki_net
    harumaki_net 2018/08/01
    んん?中堅SEの言う「服装は自由だ」は会社の規定なのか、本人の主張なのか、そもそもそこから知りたい。
  • 避けてきたWeb開発、仕事激減で正面から取り組む

    「異能」ともいえる際立った能力や実績を持ち、まわりから一目置かれるエンジニアを1カ月に一人ずつ取り上げ、インタビューを掲載する。今月取り上げるのは、テスト駆動開発(TDD)の日での第一人者として知られる和田卓人氏。JavaScriptのテストフレームワーク「power-assert」の作者でもある。今回は、転機になった「チーム角谷」への参加からJavaScriptに関わるようになった経緯などを聞いた。 (前回から続く) 永和システムマネジメントに誘われる形で、2004年7月から同社の受託案件の開発チームに参加することになりました。当時は永和の社員で積極的にコミュニティ活動をしていた角谷信太郎さんのチーム、いわば「チーム角谷」です。それまで在籍していた数千人規模の電子政府のプロジェクトから、4人だけのチームに移ることになりました。 初日にチームの顔合わせをすることになって現れたのが、角谷さ

    避けてきたWeb開発、仕事激減で正面から取り組む
    harumaki_net
    harumaki_net 2018/06/07
    重厚で面白い。
  • 「ずっとむなしい、なにもなく終わる・・・」 マツダの天才エンジン技術者、大逆転の軌跡(前編) | 日経 xTECH(クロステック)

    の自動車技術者で、最も有名な一人が人見光夫だ。エンジン一筋38年。マツダ躍進の中核を担う、「スカイアクティブ(SKYACTIV)」エンジンの開発を率いてきた。世界シェアが2%に満たない“小兵”のマツダが、世界のエンジン開発競争で先頭を走る――。10年前、誰が想像しただろう。 人見がマツダに入社したのが1979年。スカイアクティブの実用化が2011年だ。57歳になっていた。会社人生の最終コーナーで、華々しい成果を生み出した。天才技術者とも称される。だが入社して長い間、ふてくされていた。 モチベーションなんて、なかったですよ。ずっとむなしいだけ。金くれるんだからまあいいわ、くらいに思って働いてました。 ひとみ・みつお。1954年生まれ。岡山県出身。1979年東大院修了後、東洋工業(現マツダ)に入社。一貫してエンジン開発に携わり、2000年パワートレイン先行開発部長。2011年執行役員、20

    「ずっとむなしい、なにもなく終わる・・・」 マツダの天才エンジン技術者、大逆転の軌跡(前編) | 日経 xTECH(クロステック)
  • 「サル軍団」にシステム障害を起こさせる、Netflixの驚異的なトラブル撲滅法

    Netflixは、わざと番障害を起こしてすぐ復旧させることを繰り返し、当の障害発生に備える、という驚くべき手法「カオスエンジニアリング」を実践している。 その効果は実証されている。Netflixが全面的に採用しているAmazon Web Services(AWS)で、2017年2月に中核施設の一つ、米バージニア北部リージョン(広域データセンター群)にて大規模障害が起きたとき、別のリージョンに速やかに切り替えたという。 Netflixの先進的な取り組みを紹介するこの特集の最後に、カオスエンジニアリングを取り上げる。

    「サル軍団」にシステム障害を起こさせる、Netflixの驚異的なトラブル撲滅法
  • システム刷新に失敗した京都市、ITベンダーと契約解除で訴訟の可能性も

    京都市は2017年10月11日、NEC製メインフレームで稼働している基幹業務システムの刷新プロジェクトについて、バッチ処理プログラムの移行業務を委託していたシステムズ(東京・品川)との業務委託契約を解除したと発表した。作業の遅れで京都市は既に稼働時期を2017年1月から2018年1月に延期していたが、それがさらに遅れて2020年になる見込みである。新システムの稼働時期は、当初予定よりも3年以上の遅れとなりそうだ。 京都市は2014年から81億円を投じて、国民健康保険や介護保険といった福祉系のほか、徴税、住民基台帳の管理など18業務を担っている基幹系システムの刷新プロジェクトを進めてきた。現行システムは30年前に稼働し、COBOLで構築している。 既に京都市は、福祉系のオンライン処理の刷新を予定通りに終了させている。地場のITベンダーなど5社が落札し、COBOLプログラムをポルトガルのアウ

    システム刷新に失敗した京都市、ITベンダーと契約解除で訴訟の可能性も
  • Windows版Linuxの導入でつまずかない方法

    2017年10月17日に一般提供が始まる「Windows 10 Fall Creators Update」は、Windowsの正式な機能としてLinux互換環境「Windows Subsystem for Linux(WSL)」を搭載する。Windowsストアから簡単にLinux OSを導入できる機能だが、つまずきやすい落とし穴がある。 Windowsの中でネイティブのLinux OSを動かせる「Windows Subsystem for Linux」。Fall Creators Updateから正式版になった。画面はUbuntuのもの。 導入までに必要な操作は、 Windows Subsystem for Linux(WSL)を有効化 Windowsストアからインストールして起動 ユーザーアカウントを作成してログイン の3ステップだ。いきなりWindowsストアで「linux」、またはL

    Windows版Linuxの導入でつまずかない方法
  • サルの意識は確認できた、統合情報理論で存在を証明

    「人工意識」を手掛けるアラヤのCEOが語る連載の最終回。開発した人工知能当に意識があることを証明する手段を述べる。Giulio Tononi氏が提唱する意識の理論「統合情報理論」に基づき、既にサルの意識のコアを確認できたという。米Google社傘下の英DeepMind社など海外の強豪と渡り合っていくためには、多くの研究者の知恵を結集することが重要と説く。(聞き手=今井拓司) 意識を測定できる理論 以上が、意識の機能を人工的に再現するために取り組んでいる研究です。これらが目指すものは分りやすいかと思いますが、他社も手掛ける強化学習やニューラルネットの研究と比べて、もしかするとそこまで驚きはないかもしれません。意外と役に立つものはできると思っていますが。 ただし、我々の意識についての研究は、動くものを開発して終わりではありません。さらに進んで取り組む、もう1つの大きな研究分野があります。作

    サルの意識は確認できた、統合情報理論で存在を証明
  • 増え続ける50代SE、減る20代と30代

    IT現場の最前線で働き続ける50代SEが増えている。55歳になるSCSKの舟野真樹氏は、データセンターの効率的な運用を考える企画業務に携わる。「先輩達を見ていて、50代はアドバイザー的なポジションになると思っていた」。かつての想像と異なる現在の仕事に驚きを隠せない。 舟野氏は入社以来、社内の情報システム部門、顧客へのシステム運用のコンサルティングなど様々な仕事を経験した。「システム運用の上流から下流まで経験した。経営層やスタッフ部門の考え方に深く触れることもできた」(舟野氏)。経験を活かして、50代になっても第一線から退くことなく現役SEとして仕事を続けている。 現在の肩書きは「ITマネジメント事業部門 netXデータセンター事業部 サービス基盤部 第二課 シニアプロフェッショナル サービスマネージャ」。組織を率いる「部長」や「課長」といったラインマネジャーではなく、システム運用ソリュー

    増え続ける50代SE、減る20代と30代
  • 担当者がダークサイドに堕ちたら、誰も悪意を見抜けない

    IT部門が消滅し、一人残されたIT担当者の奮闘を描いた「ひとり情シス顛末記」。この実話の当事者である著者が、読者から質問に答える。今回はなかなかタッチーな問題、ひとり情シスの担当者の判断は当に正しいのかについて語る。もし担当者が悪意を持ったらどうなる。当事者である成瀬氏には答えにくい疑問だが、回答やいかに。 ひとり情シスでは、全ての事を自分一人で判断しなければならないから、プレッシャーも大きいはずで問題を先送りにしたくなる時はないのか。技術面で相談する相手がいないのは辛い。判断に迷った時、成瀬氏はどうやって決断しているのだろうか。それと、こう言っては失礼だが、ひとり情シスが全権を持ち相互牽制が働かないのは、企業にとって大きなリスクに思えるが。 一人で作業をしていると、自分の判断が正しいか悩むことが多い。だからこそ多くの情報が必要になる。「自分が行っている事が正しいか迷わないか」「技術的に

    担当者がダークサイドに堕ちたら、誰も悪意を見抜けない
  • 「手早く理解しとりあえず使えるように」では優れたエンジニアにはなれない

    私の履歴書:学生時代は電子工学を専攻。卒業後、鉄道系システムの保守会社に入社。独立後、IT技術教育の講師やプログラムの受託開発などを行い、現在に至る。 これまでどのような勉強をしてきたか、教えてください。 学生時代は電子工学を学んでいました。まだ当時は情報系やネットワーク系の学科はありませんでした。電子工学のなかで、プログラム系を学んだりしていた時代です。8ビットマイコンがブレークした頃に大学に入学しました。 通信について学んだのは、就職してからです。鉄道系システムの保守やメンテナンスをする会社に就職しました。まだスタンドアローンのシステムが全盛の時代で、パンチテープなどを使ってメインコンピュータにデータやプログラムを読み込ませていました。その後、集計装置や磁気カードなどが出てきて、段々とネットワーク化が進んでいきました。TCP/IPやイーサネットなどが標準的になる前の時代です。 その頃

    「手早く理解しとりあえず使えるように」では優れたエンジニアにはなれない
  • 強いRubyが、クックパッドを強くする――Rubyコミッター笹田氏の場合

    今、エンジニアが身に付けるべきスキルは何か。連載では、最近転職した高スキルのエンジニア、およびその人を採用した側へのインタビューを通じて、「優秀なエンジニアが身に付けたいスキルはどんなものか、なぜそれを身に付けたいと思ったか」「企業が今、エンジニアに求めるスキルは何か」に迫る。 第1回に登場するエンジニアは、オープンソースのプログラミング言語「Ruby」のコミッターである笹田耕一氏。同氏は2017年1月、クックパッド転職した。笹田氏に転職を決意させたものは、何だったのか。 国内最大級のレシピ情報サイトを運営するクックパッド。2017年1月、オープンソースのプログラミング言語「Ruby」のコミッターである笹田耕一氏を社員に迎えた。コミッターとは、システムのソースコードなどを管理するデータベース(リポジトリ)に、変更を加える権限を持つ開発者のことだ。 笹田氏はRuby言語処理系の主要開発者

    強いRubyが、クックパッドを強くする――Rubyコミッター笹田氏の場合
  • Amazon S3の大規模障害は人為的ミスが原因

    Amazon.comのクラウド事業Amazon Web Services(AWS)は「Amazon Simple Storage Service (S3)」サービスで発生した大規模障害に関する調査報告を現地時間2017年3月2日までに公表し、人為的ミスが原因だったことを明らかにした。 S3の障害は、米バージニア州北部の「US-EAST-1」リージョンで太平洋標準時間2月28日午前9時37分に発生した。 AWSの報告によれば、当時、S3の決済システムの問題を修正するために、S3チームが作業にあたっていた。決済システムのサブシステムを構成する数台のサーバーを停止する目的で、特権を認められたチームメンバーが手順書に従ってコマンドを入力したが、コマンド入力にミスがあり、意図したより多くのサーバーを停止させてしまった。他の重要なサブシステムにも影響が広がり、システム全体を再起動しなければならなくな

    Amazon S3の大規模障害は人為的ミスが原因
  • 過労による精神疾患でワースト1、IT業界が変われない理由

    過労によるうつ病などの精神障害(精神疾患)は20人、うち自殺は4人(未遂含む)――。 これは、IT企業を含む情報通信業の従業員が、業務による過労自殺等として2015年度に東京都内で労災認定された数である(東京都には、情報通信業に属する全国の従業員の50%超が集積している)。 従業員数当たりの比率では、精神疾患、自殺ともに他産業の2倍以上。特に精神疾患の割合では、建設業などを超えてワースト1である。もちろんこの数字は氷山の一角であり、労災の申告や認定に至らなかったケースも多数あるだろう。 東京労働局が2016年9月に過労自殺と認定した電通社員の一件をきっかけに、広告業界における過酷な長時間労働がクローズアップされた。だが、過労による精神疾患や自殺については、IT業界はワースト1の劣等生、と言わざるを得ない。 「IT業界は、長時間労働が最もひどい業種の一つ」。労働時間を監督したり労災を認定した

    過労による精神疾患でワースト1、IT業界が変われない理由
  • [第1回]IT部門が消滅、200台のサーバーが残された

    某製造業の現役IT担当者が実体験を基に、新たなIT部門の在り方を提起する。10人の人員を抱えたIT部門がリストラで消滅。たった1人のIT担当者になった著者が、いわゆる「ひとり情シス」としてIT開発・運用体制の再確立に挑んだ。その実践経験を基に、弱体化したIT部門が抱える問題点、IT部門の再建の道筋などを示す。 私は従業員400人の企業で、社内の情報システムを担当している。250台のサーバーから成るインフラの構築・運営を中心に、業務システムの内製、データ管理や統制など仕事は多岐にわたる。だが体制は、私ひとり。つまり「ひとり情シス」である。私自身は「ソロインテグレータ(Solo Integrator)」と呼んでいる。ソロインテグレータについては、この連載の後半で説明するが、まずは現在の状態に至るまでの長く困難な道のりを説明し、主に中堅中小企業のIT部門が抱える課題への現実解を指し示したい。 自

    [第1回]IT部門が消滅、200台のサーバーが残された
    harumaki_net
    harumaki_net 2016/10/13
    まだ初回なので批評するには早いけど、こういう記事は頑張りを美談にしたいのか、リスクを啓蒙したいのか、評価に迷う。
  • Webアプリの脆弱性調査ツール、脆弱性学習ソフトなど

    ラック ITプロフェッショナル統括部 ESS事業部 システムアセスメント部 担当部長。入社以来、ユーザー企業などのセキュリティ診断を手掛ける。最近飼い始めたフェレットと前からいる愛しのとのけんかに悩まされている。 セキュリティ技術者の山崎 圭吾さんがオススメするフリーソフトは、セキュリティチェックに使う「OWASP Zed Attack Proxy(ZAP)」とセキュリティの学習に使う「AppGoat」、Windows上でLinuxコマンドによる操作を可能にする「Cygwin」の三つ。最初の二つは、企業のセキュリティ担当者やシステム開発者が、セキュリティを学習するための入門ツールとしてぴったりだ。 OWASP ZAPは、Webアプリケーションの脆弱性を調べられるソフト。通信の中身を確認したり止めたりする「プロキシー」と、Webサイト内のコンテンツをリストアップする「スパイダー」、セキュ

    Webアプリの脆弱性調査ツール、脆弱性学習ソフトなど