仕事を探す65歳以上のシニア層が急増している。ハローワークで職を探す有効求職者は25万人と10年間で2.2倍になった。長い老後を過ごすために働かざるをえない面もある。労働人口の減少を踏まえ、人手不足の解消につなげる工夫が欠かせない。「70歳までは働きたい。家にずっといると体もなまってしまうし、完全に仕事から離れるのも不安だ」。長く勤めた会社の延長雇用が2023年11月に満了した男性(66)は1
企業の採用活動には「オーディション型」と「スカウト型」がある。前者は就職ナビに代表されるように、学生が企業を検索して応募する従来のものだ。後者は近年増えてきている手法で、企業側から学生に対してアプローチする手法である。 代表的なものは、学生が情報を登録しているスカウトメディアと呼ばれるサイトで企業が検索をし、会いたい学生にスカウトメールを送る手法や、社員や内定者とつながりがある学生に声をかけてもらう「リファラル(紹介)」採用などである。 こうした「スカウト型」が伸びている背景には、少子化による人手不足が採用活動を非効率にしていることがある。採用のオンライン化による負荷軽減で応募学生は増えても、全体では内定を出した10人に6人が辞退する時代だ。どれだけ面接しても次から次へと逃げられていく。限界が来た企業側が、もっと効率的な方法として「スカウト型」を志向するのは当然だ。 これを多くの学生も歓迎
新年を待たずに合格を決める「年内入試」が主流になり、受験生の3分の2が第1志望の大学に進む――。受験地獄といわれた入試環境が18歳人口の減少で激変し、偏差値で大学が序列化される時代が終わろうとしている。人材育成の新たな道筋が見えぬまま漂流する入試と変化を阻む岩盤の実態を追う。明治大は2026年、42年ぶりに系列校を設ける。中高一貫校の「日本学園」(東京・世田谷)だ。吉田茂元首相が出た伝統校だが
「私たちはエラスムス世代の最初の1人だ」。今年1月、史上最年少となる43歳で欧州議会議長になったマルタ出身のロベルタ・メツォラ氏は就任演説で、統合された欧州で育った自分の世代をそう表現した。エラスムス世代――今年35周年を迎えた欧州連合(EU)域内の留学プログラムで学んだ世代のことだ。若き日のメツォラ氏をはじめ1000万人を超す若者が、民主主義や多様性など共通の価値観を育んだ。ドイツでの実証
サイバー攻撃が高度化・複雑化し、これまで想定していなかった機器などにも被害が及んでいる。最近問題になっているのが、パソコンなどと比べて安心と思われていたiPhoneを襲う新たな手口だ。そのほかの端末でもこれまでにない攻撃手法が次々と登場している。日経電子版テクノロジーに掲載している日経BPの報道の中から、セキュリティーに関連する記事をまとめた。・iPhone設定お任せ 悪質な「構成プロファイル」 通常iPhoneはアップストア以外からアプリをインストールできない。このため安全性が高いといわれている。だが油断してはいけない。アップストア以外からインストール可能な「構成プロファイル」を使った攻撃が出回っているからだ。
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