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2014年5月9日のブックマーク (10件)

  • 『グラスハープ-草の竪琴- デジタルニューマスター版 [DVD]』(チャールズ・マッソー)の感想(2レビュー) - ブクログ

    原作の小説を読んだ後で映画版を見て納得が行くことは、正直あまり多くない。 小説が特に気に入っている時は尚更だ。 このカポーティの「草の竪琴」の映画版は、原作が大好きで恐る恐る見てみたところ、珍しくなかなか気に入った作品。 登場人物の描かれ方が丁寧で、原作のコミカルな感じも忠実に受け継いでいる。 原作から変えられている部分もあり、原作よりも感傷が過ぎる感もあるけれど、「古き良きアメリカ」の情景がとてもいい。 主人公エドワード・ファーロングの演技が繊細でコリンにぴったりだった。 ただ、ネットでこの映画の感想として、 「自身が美男子だと信じていたカポーティは、自分がモデルであるコリンが美少年に演じられたことに、天国で満足していることだろう」 というのがあって吹き出した。 良かったね、カポーティ!

    『グラスハープ-草の竪琴- デジタルニューマスター版 [DVD]』(チャールズ・マッソー)の感想(2レビュー) - ブクログ
  • 『カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]』(ベネット・ミラー)の感想(96レビュー) - ブクログ

    異質ゆえの同調、苦しみ、悲哀、そして疲弊が、淡々としながらも丁寧な構成と、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンのなりきり型の演技で表現された秀作。 「ティファニーで朝を」などで知られる小説家トルーマン・カポーティが、現実に起きた一家四人惨殺事件を取材し、ノンフィクション・ノベルの始まりのいわれる「冷血」を六年をかけて書き上げる過程を描いた作品。 事件の犯人の一人であるスミスと面会を重ねるうちに、彼のたどった不幸な子供時代や屈に、自らの体験を重ね、友人としてきずなを深めるカポーティ。 カポーティ自身は、幼い頃に親に捨てられたこと、同性愛者であることなど、さまざまな事情があり、売れっ子作家として世間の輪の中心にいるようで、その実、どこか異質で常に孤独な存在だった。 しかし、作家としての彼は、事件の真相を話さないスミスに苛立つ。 そして、スミスたちの死刑執行と、その描写によって、彼の目指すノ

    『カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]』(ベネット・ミラー)の感想(96レビュー) - ブクログ
  • 『冷血 [DVD]』(リチャード・ブルックス)の感想(11レビュー) - ブクログ

    神父に最後の懺悔をするペリーの頬に 窓からの雨の影が映る。 それは、赦しを求め、彼の頬に涙が伝うようで、 胸に来ました。 I think maybe…I´d like to apologize...but who to? 誰に謝りたかったのだろう? 被害者に?神様に?自分に? 誰に謝ってもしっくりこない、何を恨んでいいかも分からない。 でも、そんな心持は、大なり小なり、誰もが抱えているものなのかもしれない。 やり場のない怒りや悲しみ、 出所不明瞭な苛立ち、 原因を探してみたって、原因は1つじゃなくて、色んな事柄が重なり合った結果が原因になっていたりして、 結局は、そのわだかまりを抱えながら、うまくやりすごしていくしかない。 もっと簡単に、生きることが出来たらばいいのに。 小説を、読みたくなりました。

    『冷血 [DVD]』(リチャード・ブルックス)の感想(11レビュー) - ブクログ
  • 『その土曜日、7時58分 コレクターズ・エディション [DVD]』(シドニー・ルメット)の感想(79レビュー) - ブクログ

    DVD どうしてこんなことに?? 最悪の事態が、さらなる最悪を呼んでいくミステリー。 父親…宝石店経営 長男…事業で成功。しかし脱税、薬物中毒など問題有り。父親から愛されていないと感じている。 次男…バツイチで養育費の支払いに追われる。両親から惜しみなく愛されるが、いつまでも子供扱い。 この3人の微妙な関係性に注目。 家族という閉じた関係の中で事件が起こるため、事件の状況だけでなく、それぞれの心理をしっかり追うことが出来て面白かった。

    『その土曜日、7時58分 コレクターズ・エディション [DVD]』(シドニー・ルメット)の感想(79レビュー) - ブクログ
  • 『オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]』(ラデュ・ミヘイレアニュ)の感想(347レビュー) - ブクログ

    ロシアを舞台に、あることがきっかけで楽団の指揮者を外された主人公が、 正規楽団に依頼のあったパリ公演を内緒で横取りする。 旧ソ連時代、思想的理由から音楽を取り上げられた指揮者・奏者達の 30年にわたる"告白"の物語。 人間が思うこと、感じることは誰にも止めることはできないし、 人種や肌の色はどうすることもできない。 まして、演奏のような創作活動は、作中でも指摘されているとおり、 全ての人にとって完全に自発的であり、天才にとっては時に狂気的ですらある。 自発性、狂気性から聴取者を感動と興奮で魅了する音楽活動は 独裁的統治を脅かすには充分であり、それゆえ、いわれなき迫害を受ける。 そういう時代だったと回想する指揮者のタクトは 当時、当局に折られたものをセロテープで留めただけのもの。 重くなりがちなテーマ設定を、ロシア人(スラブ民族?)かつ音楽家特有の いい加減で楽天的な人柄を示す演出を盛り込む

    『オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]』(ラデュ・ミヘイレアニュ)の感想(347レビュー) - ブクログ
  • 『アンダーワールド 覚醒 [DVD]』(モンス・モーリンド)の感想(21レビュー) - ブクログ

    2作目の後、12年も経ってる話でセリーンも戸惑ってましたが、私も戸惑いました。 しかもマイケルとの間に娘まで生まれてるし。びっくり。 セリーンさんも12年も冷凍保存されていて、目覚めたばっかで調子じゃないだろうに、よくあんなに動けますね、素晴らしいです。主人公だからなのか母は強しだからなのか・・・ そして毎度の事ですが、全く弾切れしない銃の構造どうなってるのか見てみたい(笑) また作では落ちてくるエレベーターの床を撃ちまくってたのが、1作目を彷彿させて印象深かった。 今回親子間では、視界ジャックまで出来るようになってたのも中々新鮮で良かったです。 そしてスティーヴン・レイさん。彼も以前吸血鬼やってましたが、今回狼男でマイケル・シーンさんについで2人目の両方演じた人で、2人もいた事にびっくりです。意外といるのかな?どうでもいい事なのにやたら気になった。 あとマイケルなんですが、全然出て来

    『アンダーワールド 覚醒 [DVD]』(モンス・モーリンド)の感想(21レビュー) - ブクログ
  • 『アンダーワールド ビギンズ コレクターズ・エディション [DVD]』(パトリック・タトポロス)の感想(17レビュー) - ブクログ

    テレビ)前2作の前日譚にあたる作品。「ライカン」の祖ルシアンとバンパイアの首領ビクターの娘ソーニャの種族を超えた悲恋が話の中心。シリーズの中では一番話がまとまっていてよかったと思う。シリーズの主役的存在ののケイト・ベッキンセールがでない作品が一番面白く感じるのも何とも皮肉な話だが。残り1作「覚醒」も見ていきたいと思う。

    『アンダーワールド ビギンズ コレクターズ・エディション [DVD]』(パトリック・タトポロス)の感想(17レビュー) - ブクログ
  • 『アンダーワールド 2 エボリューション コレクターズ・エディション [DVD]』(レン・ワイズマン)の感想(13レビュー) - ブクログ

    【あらすじ】 マーカス(バンパイア)とウィリアム(ライカン)は双子の兄弟だが、非常に仲が悪く、ウィリアムはとある場所に封印された。600年後、前作でバンパイア当主3人のうち2人が死に、残る1人のマーカスがうっかり蘇った!ライカンの血がコンタミしたマーカスがセリーンに迫る!なぜ!その謎を探るため、超人ハルクと共にタニシの元へ(途中ネンゴロになる)→タニシは以前バンパイアの掟に背き僻地に幽閉されていた。が!結構楽しく生活していた! 【以下ネタばれあらすじ】 タニシから紹介された男こそマーカス兄弟の親(人間なのに不死身)で、ウィリアムを封印した鍛冶屋がセリーンの親で、セリーンの血からマーカスが封印場所を探していることが分かる。何だかんだで不死身なのに父ちゃん爆死→ハルクも死→セリーンは悲しみのあまりブチ切れ。ウィリアム復活、ハルクも復活するが大した見せ場もなく暴れ回り、ヘリが落ちたりして勝利。

    『アンダーワールド 2 エボリューション コレクターズ・エディション [DVD]』(レン・ワイズマン)の感想(13レビュー) - ブクログ
  • 『どこかにいってしまったものたち』(クラフト・エヴィング商會)の感想(143レビュー) - ブクログ

    遊び心を極めたらこうなるのかなという感じでした。私は、すっかりこの(クラフト・エヴィング商會不在品目録)の魅力にとりつかれてしまいました。どこかにいってしまったものたちの解説書、パッケージ、宣伝用チラシの活版印刷の文字と魔法の薬で作られた古さを出した紙で作り込まれたものは、味わい深くずっと見ていたい不思議なものでした。 例えば、スイッチひとつで闇を作り出す〈アストロ燈〉の使い方の中のひとつに、「大勢の人前でふいに涙がこぼれそうな時、そつと顔に向けて通電。あなたの心をお守りいたします。」と書いてあります。なくてもいいけれど、あったら何だか嬉しくなるようなものがたくさんありました。他にも〈立体十四音響装置〉は、なぜ十四なのかという理由だけで、わくわくしました。その他、〈ベーレ音響のマスコット〉〈水蜜桃調査猿〉〈空中寝台〉〈五萬羊〉など、楽しいものだらけでした。

    『どこかにいってしまったものたち』(クラフト・エヴィング商會)の感想(143レビュー) - ブクログ
    haruna3colors
    haruna3colors 2014/05/09
    【本棚登録】『どこかにいってしまったものたち』クラフト・エヴィング商會
  • 『宝石の国(2) (アフタヌーンKC)』(市川春子)の感想(132レビュー) - ブクログ

    1巻がとても素晴らしくて、読了翌日に2巻を購入。 1巻のときから、BGMとして Janis Crunch & haruka nakamura の 12&1SONG を流して読んでいたけれど、収録されている7話から13話のうち、 7~11話まで毎回、無性に悲しくなって泣いてしまった。 悲しくて、寂しくて、やさしくて、はかなくて… 宝石たちの登場人数も増え、1巻以上に前頁カラーで読んでみたいと思う。宝石の特徴を知っていると、その子の背景が読めてもっと面白くなると思うんだけど、普段宝石とは縁がないのでよくわからんw アクションシーンは相変わらずなれないけれど、まんが日昔話でのきり絵的な手法で戦を表現していたのに似ているかもと思った。 「仏教」を手がかりに宝石の国を読む 宝石たちは雌雄の区別がないようで、アドミラビリス族には雌雄があるとされているため、宝石に雌雄が無いのには意味がある。それは鉱物

    『宝石の国(2) (アフタヌーンKC)』(市川春子)の感想(132レビュー) - ブクログ
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    haruna3colors 2014/05/09
    【本棚登録】『宝石の国(2) (アフタヌーンKC)』市川 春子