予想以上に本家に“寄せた”戦術 サイドバックが絞って中盤を支配 おっ、本当にやってるんだ……。 横浜F・マリノスが株主シティ・フットボール・グループの意向により、プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティと同種のサッカーを志向しているらしいという話は聞いていたが、ここまで寄せているとは思わなかった。25日に行われたJ1リーグ開幕戦でヤンマースタジアム長居に乗り込みセレッソ大阪と対戦した横浜FMは、いわゆる「偽サイドバック」を使っていた。 「(横浜FMは)独特で、正直我々も戸惑いがあった」(ユン・ジョンファン監督) 横浜FMのサイドバックである松原健と山中亮輔は、タッチライン際ではなく中央から攻撃していた。ジョゼップ・グアルディオラ監督がシティで用いている戦術そのままなのだが、C大阪は予想していなかったのか全く無防備に構えていた。 (図1) 図を参照してもらえば簡単な話なのだが、フィールドを