どうでもいいことのはずなのに、やけに何度も思い出す記憶ってない? 僕の場合、結婚が決まって、引っ越す2か月前に突然インターフォンが鳴らされた時のことなんだけど。 「今度、隣に越してきた〇〇です」 もちろん〇〇に入る名前なんて忘れた。ただ相手の容姿は妙に良く覚えていて浅黒いオバサンだった。ほうれい線どころか、下顔面の肌のたるみが凄くて、もはや老婆とも言えそうな外見だったけど、発声がハッキリしていたのと、粗品を渡され、腰を折った会釈の動きのキレが良かったので、それで幾分、若返る印象。陰キャの自分はオドつきながら対応して、部屋のドアを閉めたあと(なぜ、あんなおばさんが一人暮らし専用のアパートに住むことになったんだろう…)という疑問をしばし持ってしまった。 いやまぁ現実的にありえない話じゃないし、このへん申し訳ないながら、どっか偏見があるのかもしれないけど、40~50代のオバチャンがアパートで一人
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