imdkmによる新連載開始 第1回:NiziU、Moment Joonらに見る“日本(語)で歌う”意義と質の変化 2020年、地上波テレビ局の歌番組を見ていてふと気になったことがあった。K-POPグループが、日本市場向けにローカライズされた日本語バージョンではなく、韓国語(ないしは英語)のオリジナルバージョンで歌唱することが何度かあったのだ。はじめに爆発的なK-POPブームが起こった2000年代末から10年余り、日本のK-POP受容は、少なくとも熱心なファンや好事家を除けば、「日本語にローカライズしたK-POP」が入り口になっていた。日本で活動する際には日本語で歌う。ようやくその状況が崩れだしたのだとしたら、きっとそれは人が思う以上に大きな変化だ。もっとも、セールスの観点から言えば、韓国語で歌唱された輸入盤もオリコンチャートの上位に当然のごとくランクインするという状況はとっくに訪れていたの