ヒトにも認識しやすい表記法ですが、「連続した文字列」としてコンピューターの扱うデータとして優れています。SMILES式はその優れた表現方法ゆえ、SMARTS、SMIRKS、SLN等の種々発展法が開発され、使用されています。 実際の使用時は(上記の表記ルールなど気にせず)ソフトウェア上で作成します。ケミストに親しみ深いChemDrawから「Edit => Copy As => SMILES」で、構造式のSMILES表現が書けます。 線形表記法②:Finger Print (ふぃんがーぷりんと、FP) ちょっと特殊な表記法として、ビット表記があります。その原理は「規定の部分構造を持てば”1″、持たなければ”0″にそれぞれ値が定まる」というもので、構造式は “0” と “1” の並んだbit stringとして表現されます。コンピューターの扱うデータとして非常に有利になるので、大規模な構造検索(