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ブックマーク / qushanxin.hatenadiary.org (7)

  • 道路と地方 - 狂童日報

    ガソリンの暫定税率廃止をめぐって散々議論されているが、「地方を守る」ためには「よほどの切羽詰った必要性」のない限り地方に道路をつくるべきではない。少なくとも、この20年に地方における高速道路・国道の整備が、いかに地方を衰退させてきたかの可能性を真面目に反省しなければならない。 (1)都市部の過密化による環境悪化で、郊外住宅地の建設が進む (2)マイカーを持つ人が増えて渋滞が慢性化し、国道の建設や拡張工事が行なわれる。 (3)その沿道には、東京資の郊外型SCやコンビニ、家電量販店ができ、病院や企業、官公庁までもが「便利で広い」ということで郊外に移転する (4)新しい道路も交通量が増えて渋滞が起こり始める一方で、自動車に対応していない地域の小商店はますます衰退していく。 いま道路の必要性を声高に訴えている自治体の首長は、あくまでこの(4)の段階で起こっている「渋滞がひどい」あるいは「田舎の人

    道路と地方 - 狂童日報
    hasenka
    hasenka 2008/01/22
    東国原知事はテレビの繋がりを生かしてメディア露出が凄いがここまで来ると不公平感がある。宮崎に何の特権があるのか。
  • 希望は戦争 - 狂童日報

    格差社会論も傷気味と思っていたところに、『論座』1月号に赤木智弘「「丸山眞男」をひっぱたきたい」という文章を読んだ。大げさじゃなく、この1年の格差社会論で最も刺激的で面白い論文だった。 今までの格差社会論の多くは、「真面目に働く庶民」を前提とした「新自由主義」「勝ち組」批判が多かったし、フリーターやニートの問題も、「新自由主義」「勝ち組」と呼ばれる層が批判の矛先になっていた。しかしこの現役フリーターを自称する赤木という人は、「真面目に働く庶民(=労働者)」を敵視する。自分を「弱者」であるとためらわず自己定義し、怠惰なのではなく「不幸な世代」であるだけだと訴える。そうして彼は主張する。いま「平和な社会」の維持を語ることは、定職と家庭をもつ上の世代の豊かな生活を維持し、若者を家庭ももてないような弱者にとどめておく、現在の状態を維持することでしかない。それに比べれば、国民全員が平等に苦しむ戦争

    希望は戦争 - 狂童日報
    hasenka
    hasenka 2006/12/07
    硬直化、固定化、階層化した社会を破壊するには戦争のような激変が必要とは定則では
  • 安倍晋三が総理大臣に - 狂童日報

    正確にはまだ「総理大臣」ではないが、安倍晋三の評判がネット上でのあまりにひどさに驚いている。この理由はいまひとつわからないが、小泉政権末期に露呈し始めた「負」の部分をまともにかぶってしまったようだ。 私自身、安倍氏を全く評価していない。期待していないというより心配だ、という点では今までの総理大臣の中で最悪である。それは彼の主張が「右」だからではない。「美しい国」とか内容空疎な薄っぺらなスローガンが多いから、というわけでもない。この2週間ほど自民党総裁候補三人がテレビに出演して議論を戦わせていたが、ほかの二人が私とは意見は違うにしてもいろいろ熟考した跡がそれなりに感じられたのに対して、安倍氏はどんなときでも理路整然とテキパキと議論を展開しようとする。要するにテレビの討論番組向けの口調なのだ。言っていることの筋はそれなりに通っているような気もするのだが、そうした筋を通すことによって国内および国

    安倍晋三が総理大臣に - 狂童日報
    hasenka
    hasenka 2006/09/22
    心配心配、支持率上げる為に増々強硬路線なんてどっかの
  • 飲酒運転事故の増加 - 狂童日報

    飲酒運転撲滅キャンペーンが盛んである。それ自体は別に構わないが、酒飲みでマイカー持ちに飲酒運転の「前科」のない人などほとんどいないと思うのに、「どうして自制できないでしょうかねえ」などと無邪気に言い放つ人が多いのには、正直なところ腹立たしいものを感じる。 もし飲酒運転が当にそんなに多いのだとしたら、その人のだらしなさだけではなく、飲酒運転を取り巻く環境ににも問題があると考えなければならないのだろう。そもそも特に地方の人間にとって飲み会をするにも車がないとほとんど不可能という現実を、「どうして自制できないんでしょうかねえ」と言い放つコメンテーターたちは理解しているのだろうか(理解した上で言っているとしたらとんでもないことである)。地方では車がないと遠出はできない。飲店はほとんど大通り沿いにある。明らかに飲み屋としかいいようない店も乱立していて、特にほとんどビールが必需品である焼肉屋が多い

    飲酒運転事故の増加 - 狂童日報
    hasenka
    hasenka 2006/09/11
    地方の街の構造と飲酒、建前と本音
  • 若者がデモをしない理由 - 狂童日報

    サンデーモーニングを観ていたら、平均年齢60以上の出演者達が、若者がデモなどの政治行動をしないことを嘆いていた。余計なお世話という感じもするが、確かに不思議ではある。私はデモなど大学になかった時代の世代なので、むしろ昔の人が熱心にデモをしていたのが不思議でしょうがない。 一つだけ言えるのは、若者の政治意識の低下とか、現状に満足しているとかでは決してないことである。これは半分推測だが、昔はデモを指導するような学生は勉強や就職、対人コミュニケーションなどの面でもエリートだったたのではないだろうか。現代の有名人には、学生運動の指導者だったという人は少なくないような気がする。山義隆という全共闘運動の指導者は、かつては「将来のノーベル賞候補」と言われ、学会は去ったが現在は科学史の第一人者として君臨している。こういう有能な人が運動を指導すれば、当然ながら多くの学生はそれに憧れて参加していくはずである

    若者がデモをしない理由 - 狂童日報
    hasenka
    hasenka 2006/04/16
  • 「格差社会」が流行する理由(3) - 狂童日報

    ④「ホリエモン」ブーム 格差社会論の流行に火をつけた立役者は明らかにホリエモンこと堀江貴文容疑者である。彼がマスコミに登場する2003年以前には、格差社会論はほとんど存在していなかったように思う。私の考えでは、堀江が格差社会論を流行させたのは、若くして大富豪になっているという格差社会の「実例」を見せつけられただけではなく、大多数の「何の取り柄もない平凡な人」の「成功」を最終的に諦めさせたことにある。 今の自民党執行部や自由主義的なエコノミスト連中は、堀江の登場によって若い人たちに活力が生まれるようになると期待していた。実際そういう人間もいたのかもしれないが、全体的に見ると、堀江の存在は(一方では彼に拍手喝采を送りつつも)若者のやる気を著しく殺いでいく効果を果たしたのでないかと私は考える。何故かと言えば、そもそも堀江や「ヒルズ族」と呼ばれるような人間になることが可能であると想像できる人間は、

    「格差社会」が流行する理由(3) - 狂童日報
    hasenka
    hasenka 2006/04/06
  • 「格差社会」が流行する理由(2) - 狂童日報

    ②共有された「豊かな暮らし」モデルの解体 二つ目に考えられる原因としては、1990年代以降に「豊かな暮らし」に対するイメージが描きににくなってしまったことにある。 これは色々な例を取り上げることが可能だが、ここではゴルフの人気低下を取り上げてみよう。団塊の世代以上の人はやたらにゴルフが好きなのに、30代以下の人はほとんどゴルフをしない理由が最近なんとなくわかってきたが、ゴルフは「豊かな暮らしをしている」ことの一つの社会的な証明物なのである。ゴルフクラブは一式20万はするものであり、ゴルフコースは一回りすると1万円する。これは決して安くはないものの、平凡な人でも会社に勤めてコツコツためた貯金でそれなりに可能な範囲の趣味であると言う意味で、「豊かさ」の象徴としてうってつけのスポーツだった。ゴルフの場も、かつて日にとって「追いつけ追い越せ」の目標だった欧米で、イメージ的にもいかにも「高級」そ

    「格差社会」が流行する理由(2) - 狂童日報
    hasenka
    hasenka 2006/04/03
    グローバリズムとサッカー
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