日大重量挙げ部の元監督が特待生として入部予定の高校生の保護者から現金をだまし取ったとして逮捕された事件で、元監督が、入学手続きの際の支払いを大学に代わって部が徴収する方式を就任直後から導入し、請求額を水増しする手口で20年以上にわたって金を不正に受け取っていたとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。 日本大学重量挙げ部の元監督、難波謙二容疑者(63)は2022年12月、入学金や授業料が減免される特待生として入部が決まっていた高校3年生4人の保護者に対してうその請求書を送り、現金200万円余りをだまし取ったとして詐欺の疑いで10日に逮捕されました。 警視庁によりますと、入学手続きの際に支払う入学金や授業料を大学に代わって部が徴収する「代理徴収」という方式を取り、請求書の金額を水増しする手口で現金をだまし取っていたとみられています。 捜査関係者によりますと、重量挙げ部で「代理徴収」の
