連合の芳野友子会長は18日の記者会見で、立憲民主党が先の衆院選で共産党と踏み込んだ協力を行ったことについて「あり得ない」と重ねて突き放した。19日告示の立民代表選では共産との協力の在り方が焦点となっており、新代表候補にクギを刺した形だ。 芳野氏は30日に誕生する立民の新代表が共産との共闘路線を継続した場合の対応を問われ、「新代表が決まった段階でコミュニケーションをとっていきたい。想定の話は避けたい」と述べつつ、「あり得ないことはあり得ない」と明言した。 また、衆院選を振り返り「立民は数が減ってしまった。このことは重く受け止めなければならない」と強調。「票の行き場がなくなってしまったということは現実的にあった」とも述べ、「立共共闘」が連合の選挙運動にマイナスに働いたと語った。 背景には連合と共産との長い対立の歴史がある。共産系の労組が大企業や経営者を敵視して激しい労働運動を展開してきたのに対