「枝野大臣」とは呼ばないでほしい――。枝野幸男行政刷新相は26日の閣議後会見で、記者団にこう要請した。 枝野氏は「議員として『先生』と呼ばないでとお願いしてきた。みなさんは『大臣』とは呼ばないでほしい。不自然な慣習には乗っからなくていい」と述べた。 枝野氏は閣僚就任前も、地元の会合などで「先生」と呼ばれると、「『先生』ではないので『枝野さん』でお願いします」とその場で訂正を求めてきた。「国民目線」を重視する枝野氏としては、「大臣」と呼ばれることで特別扱いされないよう、自ら戒める意味もあるようだ。行政刷新会議など周辺のスタッフにも同様のことを求めており、「枝野流」を徐々に浸透させたい考えだ。 枝野氏はまた、毎週火、金曜日に行っている定例会見のほか、事前登録をすればフリーの記者も参加できる記者会見を原則毎週木曜日に開くことを明らかにした。日時、場所は開催2日前までに内閣府のホームページに