鳩山由紀夫首相は28日、菅直人副総理・財務相、仙谷由人国家戦略担当相らと公邸で会い、6月をめどに決定する成長戦略の指標とするため国民の「幸福度」調査を実施することで一致した。早急に調査方法の調整を進め、3月前半にも着手したい考えだ。 政府は昨年12月末に決定した成長戦略の基本方針では、従来型のGDP(国内総生産)を軸とした成長の在り方だけではなく、新たな価値観として、国民の「幸福度」を示す指標を開発し、その向上に取り組むと明記していた。 仙谷氏は会談後、記者団に「実感として国民が何をどのように感じ、思っているのかを今の時点でどのように調査できるか(考えている)」と述べるにとどめ、どのような数字で国民の幸せを判定するのかの具体案は語らなかった。