「真の勇者だけがこの剣を引き抜くことができる」そしてアーサー王が石から引き抜いたのが聖剣エクスカリバーだ(諸説あり) 中世の騎士道物語「アーサー王伝説」に出てくる伝説の剣は、その後さまざまなフィクション作品に登場しているが、実際に岩に突き刺さった剣が存在する。 イタリア、シエナにあるモンテシエピ礼拝堂にある、岩に突き刺さった剣は、最近作られた偽物ではなく、時代的に正しいものであることが科学的分析によってわかった。 イタリアの岩に突き刺さった剣の聖剣伝説 伝説によると、この剣を岩に打ち込んだのは、1148年生まれで、のちにカトリックの聖人となった冷酷な騎士、ガルガーノ・グイドッティだったという。 反抗的な子どもだったガルガーノは、悪い連中と関わるようになった。悪い連中とは、今は麻薬に手を染めているようなグループといったイメージがあるが、当時は、「ゲラルデスカやパノッキエスキといった地方領主が