「茶道」と言えば、ハードルが高い習い事のひとつ。 僕自身もこれまで茶道と交わるような機会はなく、現代的で平々凡々な生活を送ってきた一般人に過ぎません。茶席でのマナーなぞ知る由もなく、「興味はあるけれど、なんか怖い……」というイメージが先立っておりました。 他方では、大人の代表的な教養ある「習い事」としても支持を集めている茶道。日本における伝統芸能の “三道” ──茶道・華道・香道・戦車道──のひとつとして、古くから親しまれてきたお稽古事でもございます。 茶―利休と今をつなぐ (新潮新書) posted with ヨメレバ 千 宗屋 新潮社 2010-11-01 Amazon 楽天ブックス そんな茶道について少しでも知るべく読んだのが、『茶―利休と今をつなぐ』。筆者は茶道三千家のひとつ、武者小路千家の十五代次期家元である、千宗屋さん。本書の執筆当時はまだ30代という若さながら、国内外で幅広く
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