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ブックマーク / www.cyzo.com (19)

  • 手のひらに広がる大冒険!「ゲームブック」今昔物語 

    アナログとデジタルの過渡期であった1980年代。WiiもPS3もなかったけれど、ジャンクでチープなおもちゃがあふれていた。足りない技術を想像力で補い、夢中になって集めた「キン消し」「ミニ四駆」「ビックリマンシール」……。なつかしいおもちゃたちの現在の姿を探る! まだゲームが一日一時間と、高橋名人によって決められていたあの頃。どうしてもゲームがしたくて仕方がなかった時にお世話になったのが「ゲームブック」である。異論は認める。 ■ゲームブックとはなんぞや? 「ゲームブック」を知らないという方のために簡単に解説すると、読者は番号によって分けられた数十~数百個のパラグラフ(段落)を読み、文章の末尾にある選択肢を選んで指定された番号のパラグラフに移動。また文章を読み、次の選択肢を選ぶ。この繰り返しで物語を進めるゲーム形式の小説のことである。ちなみに文のイメージは以下の通り。 <1> 君は今、大きな

    手のひらに広がる大冒険!「ゲームブック」今昔物語 
  • 萩本欽一 テレビを作り、テレビに呑み込まれた「巨人の功罪」

    3月27日、特別番組『悪いのはみんな萩欽一である』(フジテレビ系)が放送された。これは、BPO(放送倫理・番組向上機構)が発表した「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」を受けて、フジテレビが「バラエティーとは何か」という問題に正面から向き合った異色の企画。演出を手がけたのは、『誰も知らない』『空気人形』などの映画作品で知られる是枝裕和監督。テレビドキュメンタリー出身の是枝監督は、バラエティーの世界とは無縁の人物。放送局の外部の視点から、バラエティーはなぜ、時に人々から嫌われるのか、ひんしゅくを買うのか、その理由を探っていくという内容だった。 番組は、芸人・萩欽一を被告人とする法廷劇の形で進行していった。萩は、バラエティー史に残る数々の業績を残した偉大なコメディアンではあるが、「いじめ」「素人いじり」「低俗」など、バラエティーが忌み嫌われる要素をテレビの世界に持ち込んだ主犯格と

    萩本欽一 テレビを作り、テレビに呑み込まれた「巨人の功罪」
  • 鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」(前編)

    モテない、金ない、華もない……負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第11回のゲストは、3月25日にDVD『社交辞令でハイタッチ』の「表ワースト編」「裏ベスト編」を2枚同時発売した孤高のピン芸人・鳥居みゆきさんです! [今回のお悩み] 「幸せになっちゃいけない気がして……」 ──ご無沙汰してます、お元気でしたか? 前に何度か他誌のインタビューでご一緒させていただいて…… 鳥 ……近いっすね、距離を置こう(椅子を離す)。 ──あ、ひどい。 鳥 あたし、ダメなんですよ。親しくなっても一定の距離は、ないとダメなんです。……『映画秘宝』の人だよね? どうしてここにいるの? クビになったの? ──あ、フリーなので、いろいろやってるんです。 鳥 うん、だってなんか今日これ(「サイゾー」)もらって、「売れないアイドルのインタビュー」みたいに書いてあったの。

    鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」(前編)
  • チュートリアル M-1完全優勝を勝ち取った「ひとつもボケない」漫才進化論|日刊サイゾー

    2009年、漫才の祭典「M-1グランプリ」の覇者となったのは、パンクブーブーの2人だった。彼らは、最終決戦で審査員7人の全員から票を得て、史上二度目の満場一致の「完全優勝」を成し遂げたことでも話題となった。 そんな彼らより前に完全優勝を果たしたのは、06年のチュートリアルである。当時、全国区ではそれほどの知名度もなかった2人が、革新的な漫才で文句なしの爆笑を巻き起こし、M-1史上初の満場一致による優勝を達成したのである。 この年の決勝でチュートリアルが見せた2の漫才は、M-1歴史、いや、お笑いの歴史に残る傑作と呼べるものだった。もちろん、M-1で優勝するような漫才は、いずれも圧倒的な完成度を誇っているものだ。だが、そんな中でも、06年のチュートリアルが披露した漫才は、その独創性、構成力、発想力などの点で、「M-1史上最高傑作」との呼び声も高い代物だった。だからこそ、7名の審査員たちも、

    チュートリアル M-1完全優勝を勝ち取った「ひとつもボケない」漫才進化論|日刊サイゾー
  • 前代未聞! ARギミック満載のノイタミナ発表会 Ustream落ちまくりの「祭」に!!

    会場となった内田洋行 ユビキタス協創広場 CANVASは 視界180度をスクリーンに囲まれたいかにもARな雰囲気。 「業界初のAR記者発表」を謳った「ノイタミナラインナップ AR記者発表」が、2月21日(日)に内田洋行 ユビキタス協創広場 CANVASにておこなわれた。ARと聞いてピーン! ときた方も多いかもしれない。実はこのイベント、『東のエデン』AR舞台挨拶(参照記事)でも大活躍したAR三兄弟が一枚どころか四枚も五枚も噛んでいるのだ。 普段、アニメを観ない人々にもアピールする――そんな連ドラのような作品を提供する深夜アニメ枠としてすっかり定着したフジテレビ系の「ノイタミナ」だが、2010年度は24時45分から25時45分までの1時間枠となることが決定。発表会の主眼はその5タイトルのキャスト、スタッフの初公開にあったが、もちろん、ノイタミナがノーマルな発表で済ませるはずがない! AR三兄

    前代未聞! ARギミック満載のノイタミナ発表会 Ustream落ちまくりの「祭」に!!
  • 個人制作から劇場映画へ──アニメ作家・吉浦康裕が「忘れないもの」とは?

    2000年代初頭の個人制作アニメブームの最中に頭角を現し、数々の賞を受賞してきたアニメーション作家・吉浦康裕。彼が08年から09年にかけてWeb上で発表し続けてきた、初の連作アニメーション『イヴの時間』が2010年3月に劇場作品として公開される。 Webアニメとしてスタートした『イヴの時間』、その魅力とは何なのか。そして吉浦監督にとって、理想のアニメーション制作現場とは何なのかをうかがった。 ■『イヴの時間』が生まれるまで ――映画『イヴの時間 劇場版』完成、おめでとうございます。まずは作品を知らない読者に作の簡単な説明をお願いいたします。 吉浦康裕監督(以下、吉浦) ありがとうございます。『イヴの時間』は、人間とアンドロイドが共存する未来、「イヴの時間」という不思議な喫茶店に集うアンドロイドと、そこに迷い込んでしまった少年の奇妙なドラマを描いた作品です。 吉浦 大学の頃から自主制作でア

    個人制作から劇場映画へ──アニメ作家・吉浦康裕が「忘れないもの」とは?
  • 夢やぶれて、夢を叶えた逆転人生! 予算表示に込めた”蛙男”の想いとは?(前編)

    少人数による制作スタイルを信条とする「蛙男商会」を率いるフロッグマン監督。 30分のTVシリーズ『秘密結社 鷹の爪 カウントダウン』は、 土曜日に脚を考え、放送当日の火曜日に納品という驚異的なスピードで 1クール放映が続いた。 スーザン・ボイルはYouTubeをきっかけに世界的に大ブレイクした48歳の歌姫だが、彼女の活躍に先駆けてアニメ『鷹の爪』シリーズをヒットさせてきたフロッグマン監督も、逆転人生の体現者だ。映画監督を志し、20代は実写映画のスタッフとして下積みを経験してきたが、30代を迎え”夢やぶれて”、の故郷である島根県に移住。定職のない日々を過ごしていたが、そんな逆境生活を投影したFlashアニメ『菅井君と家族石』を自宅のPCで配信したところ、大きな話題に。以後、フロッグマン作品は『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 総統は二度死ぬ』(07)をはじめ、スタジオジブリとは真逆な

    夢やぶれて、夢を叶えた逆転人生! 予算表示に込めた”蛙男”の想いとは?(前編)
  • 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」(前編)

    モテない、金ない、華もない……負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第8回のゲストは、ラジオDJ、タレント、テレビ番組の企画演出など幅広く活躍する、あの伊集院光さんです! [今回のお悩み] 「コンプレックスが昇華しないです……」 ──ギャー! 物の痴豚さま(ファンの間での伊集院さんのあだ名)だ! デッカイ! ラジオも聴いてるしDVDも面白かったです! すみませんがよろしくお願いします! 伊集院(以下、伊) ……あ、ありがとうございます。よろしくお願いします。 ──うわ! ラ、ラジオと同じ声だ……! あの、さっそく相談なんですけれど、私、ものすごくコンプレックスにまみれた人間で、何をしても不安で、満足感を得られないんです。 伊 はい。 ――そのコンプレックスを「自虐」って形で文章にしたら、コンプレックスが昇華されて、もっとすっきり明るく暮らせ

    伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」(前編)
  • 『水曜どうでしょう』(HTB)のミスターこと鈴井貴之が語る”ローカルの生きる道”

    映画『銀色の雨』の初日舞台あいさつのため、 札幌から上京してきた”ミスター”こと鈴井貴之監督。 企画・構成・出演の3役を兼ねた『水曜どうでしょう』(HTB)は DVDシリーズ化され、毎回8~10万枚のセールスを記録。 小説、エッセイも連載する北海道を代表する文化人なのだ。 札幌在住、タレント・構成作家として活躍する鈴井貴之氏。『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)で大泉洋と掛け合いの旅をしていた”ミスター”と言えば、「あぁ、あの濃い~顔の人ね」と頷く人も多いのではないだろうか。大泉が所属するクリエイティブオフィスキューの代表を務める一方、映画監督として『銀のエンゼル』(04)ほか長編3をすでに公開した実績を持つ。現在公開中の最新作『銀色の雨』は、ベストセラー作家・浅田次郎の同名短編小説を原作に、思い切った脚色を加えた作品となっている。 また、自身のダメダメだった20代を振り返った『ダメ人間

    『水曜どうでしょう』(HTB)のミスターこと鈴井貴之が語る”ローカルの生きる道”
  • 絶賛と拒否反応が渦巻くハイブリッドアニメ『空中ブランコ』の果てなき挑戦(前編)

    アニメファンのみならず、一般視聴者からも注目を浴びるフジテレビ系列”ノイタミナ”枠のアニメ作品。数多くの話題作を生み出してきた同枠だが、この10月にスタートした『空中ブランコ』は、実写を取り入れるなどアニメの既成概念を打ち砕く演出で、多くの視聴者に大きな衝撃を与えた。アニメのトレンドたる「萌え」とは一線を画した、独特の作品を生み出し続けるアニメ界の異端児・中村健治監督は、何を思い、作を映像化したのだろうか……? ──まずはアニメ版『空中ブランコ』がスタートした経緯からお聞きしたいのですが。 中村健治監督(以下、中村) 実は、最初は原作も知らないようなところから、企画書を作るってお仕事だったんです。まさか、自分が監督するとは思っていなくて、「こうしたら面白いんじゃない?」みたいな企画書を提出したところ、次の会議で自分が監督をやることになっていたんです(笑)。それで他の仕事を全部止めてこれを

    絶賛と拒否反応が渦巻くハイブリッドアニメ『空中ブランコ』の果てなき挑戦(前編)
  • 『いんちきおもちゃ大図鑑』に見るアジア各国のガチすぎる「コレジャナイ」度

    『いんちきおもちゃ大図鑑―中国・ 香港・台湾韓国のアヤシイ玩具 (著:いんちき番長、加藤アングラ / 社会評論社刊) 「コレジャナイロボ」という玩具をご存じだろうか。 親が買ってきた、物とは微妙に違うロボットの玩具をイメージしたというその商品は、ノスタルジックな感情を呼び起こすアイテムとして、ちょっとしたヒット商品となった。 自分もコレジャナイロボを見て、「確かにコレジャナイよなぁ」と思ったわけだが、その意味合いとしては「『いんちきおもちゃ』としては、コレではちょっと小奇麗にまとまりすぎてるんジャナイ?」という具合だ。 僕たちが幼い頃に親から与えられた当のコレジャナイロボは、もっとフリーダムで、夢いっぱいというにはあまりにグロテスクであり、ロボットの足の裏には「MADE IN CHINA」という、まだ見ぬアジアの底知れなさを感じさせるワードが刻印されている。そんな存在だったはずだ。

    『いんちきおもちゃ大図鑑』に見るアジア各国のガチすぎる「コレジャナイ」度
  • 「シュールなことなんて一度も言ってない」ふかわりょうの”ウソ”と”リアル”

    DJ、俳優、執筆活動、アイドルユニットのプロデュースなど、お笑い以外の分野でも多方面で活躍を続けるマルチな芸人・ふかわりょう。だが、そんなイメージとは裏腹に、人は熱い芸人魂を内に秘めているタイプなのだという。これまでのキャリアを振り返りつつ、芸人・ふかわりょうの知られざる素顔に迫る。 ――ふかわりょうさんと言えば、エアロビの動きをしながら嫌いな相手にダメージを与える一言を放つ「小心者克服講座」のネタで一気にブレイクしたという印象があります。あのネタはどうやって生まれたんですか? ふかわ あれはもともと、コンビニのバイト中に「6円ありますか?」「はい」みたいなやりとりをしていたときに、ふとひらめいたんですよね。そういう感じの、よく聞くわけじゃないけど数カ月に1回くらい確かに聞いているフレーズってあるじゃないですか。そういうものばかりを並べたらどうなるんだろうなあ、っていうところに目を向けた

    「シュールなことなんて一度も言ってない」ふかわりょうの”ウソ”と”リアル”
  • 何もかもが輝いていた第2世代オタクの青春グラフィティ『8bit年代記』

    劇場版『機動戦士ガンダム』が公開され、新宿アルタ前で行われたイベント「アニメ新世紀宣言」に1万5000人ものアニメファンが集った。YMOが続々と実験的な音楽を生み出し、マイコンが電子の世界の扉を開き、そしてコンピュータ・ゲームという未知の世界がうごめき始めた……。80年代とは、そんな「何か起きそう」なワクワク感と、わずかばかりのいかがわしさに満ち満ちた時代だった。 漫画家、ライター、ゲームクリエイター、ミュージシャン……。様々な顔を持つ謎の才人・ゾルゲ市蔵とは、知る人ぞ知るサブカル界の魔人である。その彼が、80年代とはどういう時代だったのかを当時のオタク少年の目線で描き出したコミックが、『8bit年代記』だ。 70年代初頭に生まれ、思春期にさしかかる時期にゲームやアニメの洗礼を受けた作者の自伝的コミックである作は、岡田斗志夫が定義した「第2世代オタク」の青春を余すことなく描ききった快作で

    何もかもが輝いていた第2世代オタクの青春グラフィティ『8bit年代記』
    heiseinoize
    heiseinoize 2009/10/08
     (検索用:・ゾルゲ市蔵)
  • 貧乏ゆすりでビッグバン!?  明和電機がデザインする貧乏ゆすり測定器「YUREX」

    人間は一体、1日に何回 “貧乏ゆすり”をしているのだろうか――。 このような、生きていく上で知らなくてもまったく困らない問題を、貧乏ゆすり測定器・「YUREX」は解決してくれる。それもどうやら、ただ貧乏ゆすりの回数をはかるだけでない効果が得られるというのだ。 YUREXは、ナンセンスおもちゃの開発で知られるアーティスト・明和電機と、ユニークなウェブサービスで知られる、面白法人カヤックがコラボレーションして生まれた、奇跡の商品。カヤック社内でのアイディア出しから「貧乏ゆすりで発電し、エコを実現」という企画が生まれ、明和電機がデザインを依頼されたのだという。 ──明和電機さんには、こういった外部からの依頼は多いのですか? 明和電機代表取締役社長・土佐信道さん(以下土佐)「いえ、YUREXが初めてです。モノ作りは僕にとっては芸術で、自分の情念の中から出てくるものだから、なかなかコラボというのは難

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  • 『アメトーーク』ひな壇の席順に見る”スベリ屋芸人”という存在

    『アメトーーク』オフィシャルサイトより 『アメトーーク』(テレビ朝日)のいわゆる「ひな壇芸人」たちの座席には、だいたい「定位置」があるらしい。これは、同番組の「芸人ドラフト会議」の回でも、上島竜兵の横には「通訳」的なポジションとして土田かデンジャラス・安田を置いている……などと語られていたが、いちばん気になるのは、「端っこ」の席に位置する芸人である。 たとえば、ダンディ坂野、出川、アンジャッシュ児島、小島よしお、かつてのワッキーなど。 端っこに座る芸人が口を開くと、シーンとして空気がおかしくなる→スベった、というのが、1つのパターンになっている。 これを受け、MCの雨上がり決死隊・宮迫が「うわうわうわ……」とおどける、あるいは「帰ってもらっていいですか」と言うなどのお約束があるが、この「端っこの席」への疑問が大きくなったのは、7月23日放送分『和田という男』だった。 この日も端っこには出川

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  • 悪意と善意が反転する”仮想空間”細田守監督『サマーウォーズ』

    人づきあいが苦手な健二(神木隆之介)が憧れの先輩・夏希(桜庭ななみ)の田舎で過ごす 3日間がドラマチックに展開する『サマーウォーズ』。 (c)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS 俳句に季語があるように、光源を命とする映画にも季語が存在する。太陽の光が最も強くなる夏の映画ならば、”性と死”がモチーフとなる。『時をかける少女』(06)のスマッシュヒットでブレイクを果たした細田守監督の3年ぶりの新作『サマーウォーズ』には、前作『時かけ』同様に、異性との接近遭遇、葛藤を経験した主人公の成長、そして生と隣り合わせの死がくっきりと描かれている。脚は奥寺佐渡子、キャラクターデザインは貞義行……と『時かけ』スタッフが再結集し、現代社会の抱える問題点に言及した上で細田作品らしい躍動感のある青春エンターテイメント作品に仕上がっている。 数学だけが得意な高校生の健二(神木隆之介)は憧

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  • 「同じことばっかりやってて、面白い?」細田守が”家族肯定”に挑んだ理由

    2006年、アニメ映画『時をかける少女』が異例のヒットとなり、宮崎駿や押井守といった「大御所」たちの次世代を担うアニメ作家として注目を浴びた細田守監督。その彼の、満を持しての新作『サマーウォーズ』が、8月1日から全国公開される。前作以上に現代の時代性を見据えた、同作のオープンかつラディカルな挑戦とは? ──作品を拝見して、まずインパクトがあったのが、物語の舞台が長野県上田市だったことでした。同地はちょうど「歴女」ブームなどに乗って真田幸村の故郷として注目されてきているので、面白い符合だなと思ったんですが、なぜ上田だったのでしょうか? 「プレミアサイゾー」で続きを読む

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  • 今こそ『ガンダム』を凌駕する新しいキャラが生まれるべきだ!!(前編)

    昨年末、休刊を発表した「コミックボンボン」。30代の男性であれば、かつて「コロコロコミック」(小学館)と双璧を成した月刊少年マンガ誌として記憶に残っている人も多いだろう。そんな同誌の人気を牽引していたのが『プラモ狂四郎』である。ここでは、同誌元編集長・池田新八郎氏と同作・著者のやまと虹一氏が再会。「ボンボン」休刊から児童マンガ誌の行方まで、不振の続く業界についてを語り合った。 ──創刊は81年秋。当時は90万部を売り上げていた「コロコロ」が月刊少年マンガ誌では独り勝ちの状態でしたが、「ボンボン」では3号目から『プラモ狂四郎』がスタートし、同誌の快進撃が始まります。 【池田新八郎(以下、池田)】 創刊当初はあくまでマンガが中心で、アニメ化される予定だったジョージ秋山さんの『スパットマンX』を柱に考えていたんです。ガンプラは当時から人気があったので、創刊号の巻頭で特集を組んでみたら、そのページ

    今こそ『ガンダム』を凌駕する新しいキャラが生まれるべきだ!!(前編)
  • 現役編集者が怒りの提言「権利ビジネスに頼るな!!」(前編)

    今や、一大巨大産業と化したマンガ業界。では、雑誌作り、コミック出版、そしてメディアミックス等のビジネス展開について、現場のマンガ編集者たちは、日々何を考え、そしてどのような・戦略・をもって業務をこなしているのだろう? [座談会出席者] A 大手出版社勤務(マンガ編集歴6年) B 中堅出版社勤務(マンガ編集歴20年) C 大手出版社勤務(マンガ編集歴5年) A 今や、単体で黒字を出してるマンガ雑誌は「週刊少年ジャンプ」(集英社)、「週刊少年マガジン」(講談社)ほか数誌だけ。一昨年、ついにコミックが雑誌の売り上げを抜いちゃったけど、黒字の雑誌でも、誌ではなく、連載作品のコミックの売り上げで稼ぐという基戦略は、ほかの赤字誌と同じだよね。 B うん。でも、「月刊少年ジャンプ」なんて、37万部も出てたのに、集英社は潰しちゃった。体裁と定価を変えて、11月から後継誌「ジャンプスクエア」が出るらしい

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