Helpingの邦訳版。やや日本語が硬くて、抽象的な表現が難しかったが、ボリュームの少なさの割に読み応えのある本だった。 「人を助ける」と一括りにいっても、その実態は様々であり、「支援者」と「クライアント」の関係は日常の、あるいは社会のあらゆる場所で生じている。 私たちはそのような支援関係に、気づく・気づかないという最初の選択肢から、どのような支援関係を築いていくべきかを都度都度選び続けなければならない。 助けようと思って行動したことが、本人にとってまったくタメになっておらず、結果として無駄に終わってしまったり、お互いに不満が残ってしまうことがある。 そんな経験をしたことのある人たちにぜひとも読んでもらいたいと思う。
![Takahiro Okumuraさんの感想・レビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/02084cf5927838a9e7a5321c2b7bbf20a511de26/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41bNbzprz2L._SL500_.jpg)