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2021年6月13日のブックマーク (4件)

  • シンシア・エンロー『バナナ・ビーチ・軍事基地 国際政治をジェンダーで読み解く』|読書人WEB

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

    hharunaga
    hharunaga 2021/06/13
    「現在のグローバルな経済および政治はジェンダー化されており、この状況を打開するためにはトランスナショナルなフェミニズム運動への多様な立場からの参加しかない」。評:木村涼子。
  • 安冨歩『生きるための日本史 あなたを苦しめる〈立場〉主義の正体』|読書人WEB

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

    hharunaga
    hharunaga 2021/06/13
    “「立場主義」は…、「立場」を死守すること…。背後に、「計算可能性」「予測可能性」「制御可能性」を無前提に信仰してきたことと密接不可分であると著者は考えている”。評:深尾葉子。青灯社。
  • コロナ時代のパンセ 戦争法からパンデミックまで7年間の思考 辺見 庸著:東京新聞 TOKYO Web

    二〇一四年から七年間、日と世界の激動を凝視して綴(つづ)られた珠玉の時評八十六。著者によればこの時代の暗さは黒という色では表せない。ポルトガルの作家ジョゼ・サラマーゴが『白の闇』で描いたような不透明な乳白色を思わせる。この小説は人々から視力を奪う原因不明の感染症の物語だ。感染者は隔離され脱走者は銃殺される。暗黒がもはや暗黒と知覚されないとき、「ぶあついのっぺりとした白い色」が社会を浸す。疫病克服のために国民の「公共心と協力」に訴える政府当局者の通告は、コロナ禍で日政府が示した自粛要請の言葉遣いに不気味なほど似ている。 集団的自衛権の容認、安保関連法、特定秘密保護法、共謀罪と打ち続く安倍自民党政権の憲法破壊。相模原障害者大量殺傷事件、米国大統領選でのトランプの勝利…。「まさか」が現実に、「真実」が所在不明に、非常が日常になるとき、眼力を磨き続けることは至難の業だ。 とりわけ日社会には

    コロナ時代のパンセ 戦争法からパンデミックまで7年間の思考 辺見 庸著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2021/06/13
    「著者によればこの時代の暗さは黒という色では表せない。ポルトガルの作家ジョゼ・サラマーゴが『白の闇』で描いたような不透明な乳白色を思わせる」。評:鵜飼哲。毎日新聞出版。
  • 権威主義の誘惑 民主政治の黄昏 アン・アプルボーム著:東京新聞 TOKYO Web

    目上に媚(こ)び諂(へつら)い、目下や考えを異にする他人には威圧的になる類の人間が、みなさんの周囲にもいることだろう。政治学では、このような態度が党派や国家レベルで浸透した状態を権威主義と呼ぶ。 このように述べると、偉い学者の従者たちから罵(ののし)られるはず、というのは半分冗談である。しかし、権威主義には教科書的な説明では捉えにくい部分が確かにある。 書は、権威主義の走狗(そうく)となり、欧米各国で体制擁護や社会の分断にいそしむエリートたちの姿を描いたものである。権威主義の体制や運動の内側には、自発的にその担ぎ手となった人々がいる。邦訳では知(・)識(・)人(・)と傍点つきで表された人々が、なぜ自由と民主主義の敵となったのかを探ることで、いまや世界の潮流となった権威主義の内実を書は露わにしていく。 登場するのは、ポーランドの国営テレビ社長、ハンガリーの博物館長、英国のジャーナリストや

    権威主義の誘惑 民主政治の黄昏 アン・アプルボーム著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2021/06/13
    「邦訳では〈知識人〉と傍点つきで表された人々が、なぜ自由と民主主義の敵となったのかを探ることで、いまや世界の潮流となった権威主義の内実を本書は露わにしていく」。評:菅原琢。白水社。