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2024年9月7日のブックマーク (10件)

  • 作り直し親方 (カプアーナ ルイージ)

    昔あるところに、粗末な店を構える年寄りの木工職人がいました。仕事道具といえば、のこぎり、きり、かんな、のみ、金づち、やっとこ、それに仕事台だけで、その他の物は何一つありませんでした。 働き者で、よく…

    作り直し親方 (カプアーナ ルイージ)
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    hharunaga 2024/09/07
    19世紀イタリアの作家ルイージ・カプアーナの短篇童話で、青空文庫での3つ目(翻訳:田原勝典)。最初はピノッキオっぽいかとも思ったが、全く違っていた。「金の羽根」などもそうだが、台詞の繰り返しが楽しい。
  • 書評『誰も農業を知らない2』有坪民雄著 日本農業、真のSDGsとは - 日本経済新聞

    と切り離すことのできない農業に関心を持つ人は少なくない。身近で一見語りやすいテーマであるゆえ、玉石混交の意見が飛び交い、議論が混沌としている分野でもある。現実の日の農業は、グローバル化が加速し、テクノロジーの進展によって構造が大きく変わりつつある複雑な産業だ。利害関係者のポジショントークも多いため、専門家たるジャーナリストやアカデミアですら、全てをカバーすることは難しい。「誰も農業を知らない

    書評『誰も農業を知らない2』有坪民雄著 日本農業、真のSDGsとは - 日本経済新聞
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    hharunaga 2024/09/07
    “農業経営の現場で揉まれている者は、…「キレイゴト」には簡単に飲み込まれない。…手を動かし、思いを巡らせる中で紡がれる言葉には、レトリックを超えた強い説得力がある”。評:久松達央。原書房。
  • ぼくがエイリアンだったころ – ことばのたび社

    「エイリアンの子供が他にも山ほどいると思っていた。間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがあちこちに」 灰色の空をしたアメリカ西海岸の街アバディーン。 周りの大人たちへの不信感から、9歳の時に眠ることをやめた青年ホーマー・B・エイリアンソンは、ある夜、橋のたもとでカートと名乗るミュージシャンに出会い、ドラッグに溺れてゆく。 身を削りながら自らの音楽表現を追求するカートと、別世界の恋人を求めて旅に出るホーマー。 間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがたどりつく先とは―― イタリアのポストモダン文学の奇才トンマーゾ・ピンチョの代表作。 トンマーゾ・ピンチョ(Tommaso Pincio) 1963年ローマ生まれ。ローマ美術大学卒業後、漫画家としてデビュー。80年代後半から90年第前半にかけてはニューヨークで画家に弟子入りしていた経験を持つ。1996年に作家としてデビューし、200

    hharunaga
    hharunaga 2024/09/07
    「イタリアのポストモダン文学の奇才トンマーゾ・ピンチョ」「筆名は、ポストモダン文学の旗手トマス・ピンチョンをイタリア語風にしたもの」。主人公の“別世界の恋人を求めて旅に出るホーマー”はホメロスですね。
  • チャップリンが見たファシズム 喜劇王の世界旅行 1931-1932 -大野裕之 著|全集・その他|中央公論新社

    チャップリンが見たファシズム喜劇王の世界旅行 1931-1932 大野裕之 著 『街の灯』公開後、世界一周に出掛けたチャップリン。遭遇したファシズムの萌芽、来日と事件――。一次資料を元にその足跡を追う。 書誌データ 初版刊行日2024/7/8 判型四六判 ページ数320ページ 定価2420円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-110153-2 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA  ❑くまざわ書店

    チャップリンが見たファシズム 喜劇王の世界旅行 1931-1932 -大野裕之 著|全集・その他|中央公論新社
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    hharunaga 2024/09/07
    ドイツで党勢拡大期のナチスに「ユダヤ人認定」され攻撃されたチャップリンは、イタリアではムッソリーニとの面会を希望したという。それぞれ当時の彼にはどう見えていたのだろう…。
  • 書評『ダーク・マターズ』シモーヌ・ブラウン著 監視と人種差別の深い関係 - 日本経済新聞

    監視と言えば、ベンサムが提示したパノプティコンに注目が集まることが多い。だがベンサムは、パノプティコンを構想する旅の途上で乗り込んだボートのハッチの下に、18人の黒人奴隷がいたと手紙で記している。この事実がしばしば見落とされていることは、監視の研究から黒人の存在が欠落しがちであることを象徴的に示しているのではないか。奴隷船のハッチの下からの眺めは、権力を概念化するための新たな視座になりうるのでは

    書評『ダーク・マターズ』シモーヌ・ブラウン著 監視と人種差別の深い関係 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/09/07
    「監視は人種差別と密接に関わっていると主張…。黒人性は監視研究において、宇宙研究における暗黒物質〔ダークマター〕と同様の重要性を持つのではないかと問題提起する」。評:西山隆行。明石書店。
  • 物理学者と読む西洋社会思想と科学の歴史(林 哲介)| 京都大学学術出版会

    市民社会の扉を開けたロックは、最先端の医学を学び、親友ボイルの実験室で研究に励み、ニュートンと手紙を書き合った。科学と社会思想は絡み合って歴史となる。これからの科学技術の真の目的を考えるために、人間が近代以降に築き上げてきた価値観のありようを歴史的背景とともに学ぶ。物理学者による長年のリベラルアーツ講義録。 林 哲介(はやし てつすけ) 1942年生まれ。1966年京都大学理学部物理学科卒業。 1992年より京都大学教養部教授、同総合人間学部及び大学院人間・環境学研究科教授、同高等教育研究開発推進センター教授。この間、総合人間学部長、高等教育研究開発推進センター長、京都大学副学長等を務めた。 2006年より星城大学学長、京都工芸繊維大学副学長、京都三大学教養教育研究・推進機構特任教授を経て、現在、京都大学名誉教授。 専門:物性物理学、大学教育論。京都大学理学博士。光物性研究と基礎物理学教育

    物理学者と読む西洋社会思想と科学の歴史(林 哲介)| 京都大学学術出版会
    hharunaga
    hharunaga 2024/09/07
    「市民社会の扉を開けたロックは、最先端の医学を学び、親友ボイルの実験室で研究に励み、ニュートンと手紙を書き合った。科学と社会思想は絡み合って歴史となる。…物理学者による長年のリベラルアーツ講義録」
  • <詳報>立憲民主党代表選に立候補した4人、政策の違いは? 候補者討論会:東京新聞 TOKYO Web

    立憲民主党代表選が7日、告示され、野田佳彦元首相(67)=衆院千葉4区、9期=、枝野幸男前代表(60)=衆院埼玉5区、10期=、泉健太代表(50)=衆院京都3区、8期=、吉田晴美衆院議員(52)=衆院東京8区、1期=の4人が立候補を届け出た。投開票は23日の臨時党大会で行われる。 7日は日記者クラブ主催の候補者討論会が開かれ、消費税、原発、安全保障、政治改革、野党共闘のあり方などについて、各候補者が考えを語った。記者クラブ側との主な質疑は次の通り。=敬称略(佐藤裕介、宮尾幹成)

    <詳報>立憲民主党代表選に立候補した4人、政策の違いは? 候補者討論会:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/09/07
    吉田晴美「一対一の構図を作るという意味で、〔野党間の〕選挙協力は進めるべきだ。」「〔消費税減税は〕消費を喚起する3年間ということを考えている。(消費税は)収入が低い世帯には大変重い」
  • 書評『コンピューター誕生の歴史に隠れた6人の女性プログラマー』キャシー・クレイマン著 成果を残した専門家の思い - 日本経済新聞

    書はアメリカのコンピューターの歴史に埋もれた、6人のプログラマーの女性たちの活躍を史実に基づき描いた作品である。第2次大戦中、男性は戦争に出てしまい、コンピューターのために雇える人材が乏しかった。そのため、数学科を卒業した女性たちが今でいうプログラマーとして雇われた。彼女たちは戦争が終わったのちも、専門的な仕事を続けて活躍をする。しかし著者が注目をするまでは、彼らの活躍はほとんど知られていなか

    書評『コンピューター誕生の歴史に隠れた6人の女性プログラマー』キャシー・クレイマン著 成果を残した専門家の思い - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/09/07
    「彼女たちは、バグを取る方法やハードの不具合を探すプログラムなど今も残るやり方を編み出した。しかしENIACをお披露目する記者会見では、…紹介されることもその後のパーティに招待されることもなかった」
  • 「丹波哲郎 見事な生涯」 俳優の革命児 霊界へ傾倒した訳は 朝日新聞書評から|好書好日

    「丹波哲郎 見事な生涯」 [著]野村進 昭和のテレビ世代のわたしにとって、丹波哲郎と聞いて真っ先に浮かぶのはドラマ「キイハンター」や「Gメン'75」で強烈な個性を誇ったハードボイルド・アクション・スターの姿だ。ところが、あるときから丹波は、とうてい同一人物とは思えない言動をおおやけに発信するようになる。人間は死んだら終わりではなく、死後の世界は実在し、自分はそのことを広く伝える「霊界の宣伝マン」だというのだ。映画「007は二度死ぬ」や「砂の器」、「日沈没」をはじめとする歴史的な名演の数々も色あせていく気がした。 わたしが丹波への関心を取り戻したのは、縁あって佐渡島に通うようになったのがきっかけだ。この地が2・26事件を思想的に主導したとされ死刑となった革命家、北一輝の故郷と知って訪ねた神社の境内で、北の記念碑のすぐ脇に五輪の塔が立っており、解説を読んで驚いた。この塔は蔣介石の右腕だった荘

    「丹波哲郎 見事な生涯」 俳優の革命児 霊界へ傾倒した訳は 朝日新聞書評から|好書好日
    hharunaga
    hharunaga 2024/09/07
    “なぜ、あれほどまでに霊界にはまっていったのか? 「きっかけは、身内に起こったちょっとしたアクシデントであったが、なぜそのようなアクシデントが起きるのか、人間の内面を深く知りたいと思った」(丹波)”
  • 宇波彰現代哲学研究所 『天皇論 「象徴」と絶対的保守主義』を読む

    われわれは望む、望まぬに係わらず、日という国に生まれ、日語という言語を母語とし、日国民として生きていくことを担った存在者である。この当然の事柄は、必然的に日という国の根底に位置するある一つのレジームと、肯定するにしろ否定するにしろ、あるいは、賞賛するにしろ嫌悪するにしろ、向き合わざるを得ない状況の中にいることを示している。そのレジームとは天皇制である。天皇制は一般的には確固として不変的なレジームであると思われているが、実際には幾重にもベールに包まれ、その実態を覆い隠そうという何らかの意志を持っているようにさえ感じられる捉えどころのない不可思議なレジームである。 子安宣邦氏は、最新書『天皇論 「象徴」と絶対的保守主義』(以後、サブタイトルは省略する) の中で、この謎に満ちたレジームと論争的に (polémique) 対峙している。論争的であるのは、象徴という覆いによって隠された不鮮明

    hharunaga
    hharunaga 2024/09/07
    「天皇制の主体である天皇とは、〔ラカンの言う〕アファニシス〔消失〕あるいはフェーディング〔fading〕としての主体であり、天皇制は、天皇というその実態が消え去り、象徴となった時にこそ、真の力を放出する」