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ブックマーク / www.shinchosha.co.jp (9)

  • 國分功一郎 『目的への抵抗―シリーズ哲学講話―』 | 新潮社

    コロナ危機と大学、高校/自己紹介/近くにある日常の課題と遠くにある関心事/自分で問いを立てる/ある哲学者の警鐘/アガンベンの問題提起/「例外状態」と「伝染病の発明」/アガンベンという哲学者の保守性/第二の論考/三つの論点(1)――生存のみに価値を置く社会/三つの論点(2)――死者の権利/保守主義/考えることの危険と哲学すること/社会の虻として――哲学者の役割/三つの論点(3)――移動の自由の制限/支配の条件/ルソーの自然状態論/支配の複雑性/移動の自由と刑罰/日国憲法における移動の自由/政治家と哲学者――メルケルとアガンベン/アンティゴネ、そして見舞うという慈悲/殉教者と教会の役割/行政権力とは何か/行政権が立法権を超える時/二〇世紀最悪の「例外状態」/ヴァイマル期/改めて三権分立について 【質疑応答】 1.移動の制限はある程度仕方がないのでは?/2.日ではどのような制限を行政権に加え

    國分功一郎 『目的への抵抗―シリーズ哲学講話―』 | 新潮社
    hharunaga
    hharunaga 2024/01/05
    前半はコロナ禍が拡大した2020年、後半は2022年の講話。試し読みできる「はじめに」にあるように、本書は「暫定的な結論(自由は目的に抵抗する)へと辿り着く過程」で、要約には意味がなく、いわば「要約への抵抗」で
  • みうらじゅん、辛酸なめ子 『ヌー道 nude―じゅんとなめ子のハダカ芸術入門―』 | 新潮社

    あきらかに無理があるいいわけも、あまりに堂々と押し通されると、つい許してしまったり、呆れるのを通り越して笑ってしまったりもする。 『ヌー道 nude―じゅんとなめ子のハダカ芸術入門―』は、アートという名のいいわけが、いかに堂々と見逃され、いかに滑稽な事態を招いてきたかを教えてくれる対談集。語り合うのはこのお二人だ。 700巻を超えてなお増殖中のサグラダ・ファミリア的コラージュ大作“エロスクラップ”や、既存の裸体画に下着を上描きして脱構築する“穿かせたろう”など、やることなすこと現代アートの文脈に沿っていながら、それを指摘すると頑なに否定し、しまいには怒り出すみうらじゅん。名の池松江美名義でどう見ても現代アートな活動を続けていながら、そこに触れると妙に恥じらい、ついには謝り出す辛酸なめ子――。共に武蔵野美術大学の出身で、絵画と文章を生業としながら、アーティストと呼ばれることを喜ばない。 酒

    みうらじゅん、辛酸なめ子 『ヌー道 nude―じゅんとなめ子のハダカ芸術入門―』 | 新潮社
    hharunaga
    hharunaga 2022/05/13
    “戦前に軍人の銅像を乱立させた反省から、…今日の日本が“ヌー銅”〔公共の場に置かれたヌード銅像〕だらけなのは、「ヌードと書いて“平和”と読む」からだったのだ”(山田五郎)
  • フロイト、大平健/編訳 『新訳 夢判断』 | 新潮社

    夢とは望みを叶え、「当の自分」が潜む場所。無気力、不眠、拭えない孤独感、新型うつ、スマホ依存、承認欲求の呪縛――21世紀のあなたの悩みはすべて、この歴史的ベストセラーによって解き明かされる。フロイトを知り尽くし、40年以上患者の夢や無意識と向き合い続けた精神科医によって蘇る、読んで愉しく寝て愉しい〈心の探検旅行記〉。

    フロイト、大平健/編訳 『新訳 夢判断』 | 新潮社
    hharunaga
    hharunaga 2020/12/01
    ドイツ語第四版と第八版を元に編訳、とあるが、既存の「夢判断(夢解釈)」の翻訳(第八版)よりけっこう短いので、第四版をベースに、第八版で加筆された部分の一部を加えつつ内容をまとめたもの、ということかな。
  • 美の考古学―古代人は何に魅せられてきたか― - 選書・編集者のことば

    hharunaga
    hharunaga 2016/02/24
    “タモリ「先生が縄文土器を発見されたんですか?」 岡本太郎(大きくうなずく) タモリ「どこで?」 岡本太郎「上野の博物館で」(場内爆笑)”。新潮選書。
  • 西村雄一郎 『殉愛―原節子と小津安二郎―』 | 新潮社

    西村雄一郎 ニシムラ・ユウイチロウ ノンフィクション作家、映画音楽評論家。1951年、佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオCM、ビデオクリップを演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により1990年に「佐賀新聞文化奨励賞」受賞。2001年公開映画『いのちの海』(原作・帚木蓬生)で脚を初執筆(石堂淑朗と共作)。2003年にオープンした「映像ミュージアム」(埼玉県川口市)の総合監修を担当。佐賀新聞のコラム「西村雄一郎のシネマ・トーク」は連載36年を超え、新聞単独執筆連載の長期記録を更新中。現在、佐賀大学で教鞭をとる。著書『映画に学ぶビデオ術』(ソニー・マガジンズ)はフジテレビによって映画技術講座番組「アメリカの夜」としてテレビ化され好評を博した。『黒澤明 音と映像』(立風書

    西村雄一郎 『殉愛―原節子と小津安二郎―』 | 新潮社
    hharunaga
    hharunaga 2015/11/26
    「原(節子)さんも日本酒がお好きで、お吸い物のお椀のフタでグイグイ呑んでました」 ←節子、それ、おちょこやないw 書評:田中壽一。
  • ロマネスク美術革命 - 選書・編集者のことば

    hharunaga
    hharunaga 2015/08/31
    「帯の写真をご覧ください。絵本かアニメから抜け出たようなイヌとウサギ。これが今からおよそ900年も前の彫刻とは。…他にもお茶目な動物や怪物がたくさん登場します」。金沢百枝・著、新潮選書。
  • 山本貴光 『文体の科学』 | 新潮社

    まとめとは? 日常的な身の回りの出来事から、世界を揺るがすニュースまで、が扱うテーマは森羅万象。四季折々の年間イベント、仕事、暮らし、遊び、生きること、死ぬこと……。さまざまなテーマに沿うの扉をご用意しました。扉を開くと読書の興味がどこにあるのか見えてきます。 日のお宝からおうちごはんまで、最強の参考書3選! 〈とんぼの〉は、1983年の創刊。 美術、工芸、建築、写真、文学、歴史、旅、暮らしをテーマにしたビジュアルブック・シリーズです。

    山本貴光 『文体の科学』 | 新潮社
    hharunaga
    hharunaga 2014/11/12
    「文体は人なり――言葉のスタイルこそ思考のスタイルだ」 ←「スタイル」だけでも「文体」の意味になるから、いわば《スタイルの科学》ということにもなるのかな。なぜ「科学」なのかは分からないけど。
  • 松浦寿輝 『明治の表象空間』 | 新潮社

    いろはの「い」から ――『明治の表象空間』は、A5判・七〇〇ページ超と、松浦さんの中で最も長大なとなりました。「新潮」連載は二〇〇六―一〇年の五年間(全五十回)でしたが、構想はいつごろからあったのでしょうか。 松浦 一九九五年に『エッフェル塔試論』と『折口信夫論』を出しました。別々の出版社から刊行した二冊なのですが、たしか見が出来てくるのがほんの一日違いだったのを覚えています。意図したわけではなくまったくの偶然ですが、ほぼ完全な同時刊行ということになりました。この二冊は、一方は十九世紀フランス文化史、他方は日の歌人・民俗学者の言説分析と、まったく異なる主題を扱っています。両者を目の前に置いて、さて、ではこの二つの異質な仕事の間にどういうかたちで橋を架けたらいいのか、といったことは当然、考えますよね。そういうこともこのの構想の端緒にあったような気がします。 それから、それとはちょっと

    松浦寿輝 『明治の表象空間』 | 新潮社
    hharunaga
    hharunaga 2014/06/05
    “福沢や兆民たちを、「思想史」の劇の登場人物に還元することなく読むことはできないかというのが私の野心で、…フーコー的考古学(アルケオロジー)がモデルとして絶えず私の頭にありました”
  • 第23回三島由紀夫賞 受賞者自身による【略歴】- 東浩紀|新潮|新潮社

    第23回三島由紀夫賞 受賞者自身による【略歴】 東浩紀 一九七一年東京に生まれる。成績がよかったので筑波大学附属駒場に通う。また成績がよかったので東大文Iに進学する。このままでは法学部に行くことになるぞ、という時期になりようやく真剣に将来について悩みはじめる。二〇歳の秋、法政大学で教鞭を執っていた柄谷行人のもとに人生相談に行くが、阪神の話しかされず、一念発起して書いた文章が人生最初の評論。それが意外なことに『批評空間』に掲載されることになり、舞い上がって悩むのを止める。快調に大学院に行き博士号を獲得。博論と同じ文章を出版して一九九八年にデビュー。同年直前に結婚もしており順風満帆に思えたが、人生について考えてこなかったツケがついに回り、遅れたアイデンティティ危機に陥る。そもそもおれ、思想とか評論とか好きじゃなかったんじゃね?的な気分になり批評空間派を離脱。流浪のサブカル漫遊の旅に出る。二

    hharunaga
    hharunaga 2012/02/13
    これは「笑うところ」ですかね?
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