■[統治機構] 日米政策決定プロセスの比較 官僚バッシング、政官関係の見直し、政治家の資質、等々の議論は昔から喧しく、といったところで、その比較対照相手としては、やはり日本の場合は米国が多い、というところだろう。個人的には欧州各国のモデルの検討から入った方が近道なのでは、と思うところ大なのだが、やはりこういったあたり米国の影響力の大きさを相対化できるような立ち位置に日本はいない、という感じかと。若干横道にそれるが、アメリカからアジアに拠点を移した今感じることは、日本って東南アジアの国から見ると、やはり、遠い極東の異国、という感覚で、これは日本でアジア、というと中国、韓国、という印象が地政学的に強くなることの裏返し。大陸に中国、ロシア、太平洋隔ててアメリカ、という位置関係は地政学的思考の枠を作るもんだな、などと思考しつつ、アジアアジアとクチで言うのは簡単だけどさ、なかなか厳しいもんがあるぜ、