小中一貫の英語教育を実践する奈良市立田原小中学校。授業は全て英語で行われ、子供たちはのびのびを体を動かしながら英語表現を学んでいた=2009年5月(栗井裕美子撮影) 「英語を使える日本人」を育てるため、新しい学習指導要領で導入された小学校5、6年生の「外国語活動(英語)」が、この4月から一部の学校で先行スタートした。これまでの文法中心の英語教育ではなく、小学生時から英語になじむことでコミュニケーション能力を高めようという狙いだが、「週1時間の授業で役に立つのか」「日本語もままならない段階なのに…」と反対意見も依然として根強い。「脱ゆとり教育」に舵が切り替わり、授業時間数が増える中で新たに英語が加わることが教師にとっても負担になっているという声もある。週1時間ほどの授業で、子供たちは英語を使いこなせるようになるのだろうか。 英語の教員免許持つ小学校教諭は3% そもそも、今回導入された小学校で