「閣僚名簿で汚職疑惑のないのは1人だけ」「閣僚の信任投票で議員が賄賂を要求」。内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が入手した米外交公電はアフガニスタンで広がる数々の汚職疑惑をあぶり出した。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが3日までに報じた。 在アフガン米大使館はことし1月の公電で、予想される新内閣のメンバーを紹介。ラヒミ農相について「賄賂の疑惑のない唯一の大臣とみられる」と評した。 一方、閣僚は議会の腐敗を指摘。保健相を務めたファテミ氏は米外交官に「議員が1人1000ドル(約8万4000円)で信任投票の票を取りまとめると提案してきた」と述べた。 別の公電によると、昨年10月、当時のマスード第1副大統領がアラブ首長国連邦に入国した際、現金5200万ドルを携帯していたため、当局から取り調べを受けた。現金の出どころは不明のままという。 汚職疑惑は政界にとどまらない。昨年11月の公電は、
【ロンドン笠原敏彦】内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ氏の処遇が関心を集めている。現在、英南部に「潜行」しているアサンジ氏は、スウェーデンでの性犯罪容疑で国際指名手配されており、英警察当局が手配に応じて同氏を拘束するかどうかが焦点だ。 ウィキリークスによる米外交公電の暴露が続く中、米政府などがアサンジ氏への法的措置を検討しているが、同氏にとって当面の「危機」は性犯罪での国際指名手配だ。英BBC放送などによると、スウェーデン当局は3日、11月18日に出した強姦(ごうかん)容疑などの逮捕状に不備があり、英当局から照会を受けて逮捕状を出し直した。 不明瞭なのは「性犯罪」容疑の中身。被害を訴えたのはスウェーデン女性2人で、アサンジ氏が8月の同国滞在中に知り合った。同氏は強姦容疑を否定して「同意の上」での関係だったと主張。スウェーデン当局が事情聴取を求めている。この件をめ
アメリカの秘密文書をインターネット上に公開した「WikiLeaks(ウィキリークス)」が問題となっている。ウィキリークスとは、どんなサイトで誰が作っているのだろうか?(テクニカルライター・三上洋) 組織に対抗するための内部告発サイト アメリカの外交公電25万通をインターネット上に公開したことで国際的な問題に発展しているウィキリークス(WikiLeaks)は、一言でまとめれば「有志による内部情報告発サイト」だ。右の画像がウィキリークスのサイトで、見出しにもある通り、25万通に及ぶアメリカの外交公電や、イラク、アフガニスタンでの戦争の内部記録などを入手し、そのまま公開している。 今回大きな国際問題に発展しているのは、11月28日にウィキリークスがアメリカの外交公電を掲載し、各国の報道機関にも同時公開されたためだ。ウィキリークスが入手した25万通のうち、極秘(Secret)扱いになっているもの
【ウィーン=末続哲也】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が、昨年12月の就任に先立ち、重要決定の際には常に米国に同調する意向を示していたとする米外交公電について、天野氏は2日の記者会見で「間違ったことはしていない」などと反論、「私は核拡散に厳しく対処しており、事実に基づいて行動している」と強調した。 公電は内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した。天野氏は一方で、実際に米側に同調の意向を伝えたかどうかについては明言しなかった。
【上海支局】北朝鮮が沿岸に海中核施設を極秘開発したとの情報を、中国の専門家が一昨年9月、米政府に伝えていたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米外交公電で明らかになった。 北朝鮮は2008年6月、核開発計画の申告書を核問題をめぐる6か国協議の議長国・中国に提出。寧辺(ヨンビョン)にある黒鉛炉の冷却塔を爆破し、非核化に向けて前向きな姿勢を示していた。だが、公開された9月26日付の駐上海米総領事の公電によると、米高官と意見交換した上海の北朝鮮専門家は申告が「不完全」と指摘。「北朝鮮沿岸に極秘の海中核施設があるとの重大情報がある」とした。 ただ、3日付の朝鮮日報(電子版)は、韓国の外交当局者が「本当なら6か国協議参加国が秘密にしているはずがない」と、公電の内容を否定した、と伝えた。
内部告発サイト「ウィキリークス」がインターネット上で公開している米政府の外交公電の存在が、国内にも波紋を広げている。 外務省では担当者が連日、同サイト上の大量の資料をくまなくチェックしているが、同サイトが入手したとされる約25万通の公電のうち公開されたのはまだ300通程度で、同省では「これから何が出てくるのか」と戦々恐々としている。一方、捜査情報や防衛機密などを抱える省庁では、同サイトの注目が高まることで「新たな流出を招く恐れがある」と警戒を強めている。 「今後、どんな公電が出てくるのか見当も付かない」。外務省幹部は困惑した表情で語る。 米国務省は、同サイトが11月28日、公電の公開を始めるのに先立ち、東京の米大使館を通じて日本側にも事実関係を説明した。しかし、米側も公開される公電の全体像を把握しておらず、今後の対応も決まっていないのが実情だ。 外務省は「日本が提供した情報が流出したわけで
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ氏は、オーストラリア出身のネット起業家で、ハッカーとしての経歴も持つ。 7月にウィキリークスがアフガニスタン戦争に関する米政府内部文書を公開して以降は、内部告発者保護に関する法制が充実したスウェーデンに居所を移したとされる。だが、同国で性犯罪容疑が浮上して逮捕状が出され、国際刑事警察機構(ICPO)の指名手配も受けて、現在は各国を転々としている模様だ。 欧米メディアでは、アサンジ氏が髪を染めるなどして変装し、支援者のクレジットカードを使って逃亡生活を送っているとの推測が流れている。 ロイター通信によると、南米エクアドル政府は11月30日、アサンジ氏を、「南米諸国情報を聞くため」として同国に招聘する方針を示したが、氏との連絡は取れていないという。(ワシントン 山口香子)
【ワシントン古本陽荘】クローリー米国務次官補(広報担当)は11月30日の記者会見で、内部告発サイト「ウィキリークス」に米外交公電約25万通が暴露されたことを受け、国務省の外交公電ネットワークへの外部からのアクセスを一時的に制限していることを明らかにした。 同省高官によると、国防総省が「秘密」指定の情報をインターネットで共有する「SIPRNet」というシステムを、国務省の情報共有システムから遮断した。米軍関係者が外交公電にアクセスできないようにする措置で、今回の流出に関する検証が終わるまでの暫定的な措置という。 米国では、01年の同時多発テロを防げなかったのは、安全保障に関わる省庁間の情報共有が不十分だったためとの反省から、情報の共有化が進んできた。だが、今回の外交公電流出ではこの措置が裏目に出たとされる。 クローリー氏は「今回の事案に焦点を当てた見直しと、より幅広い視点からの見直しを関係省
狙われた? ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ(8月14日、スウェーデンのストックホルムで) Scanpix Sweden-Reuters まさに、スウェーデンを舞台にした世界的な大人気ミステリー「ミレニアム」シリーズを地で行く展開だ。スウェーデンの検察当局は8月21日、この夏アフガニスタン戦争に関する米軍機密文書を暴露したことで一躍有名になった内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジをレイプと性的虐待の容疑で指名手配したと発表。しかしその後間もなく、アサンジの指名手配を撤回するという声明を出した。 スウェーデン検察のウェブサイト(英語ページ)に掲載された文書には、こう記されている。「ジュリアン・アサンジがレイプを行った疑いはないと、エバ・フィンネ主任検察官は判断した。従って、アサンジはもはや指名手配状態にない」 思わぬ展開の連続で...... 始まりは、20日
米国の秘密外交文書を暴露して世界中で物議を醸している米告発サイト「WikiLeaks」に対し、大規模なサービス妨害(DDoS)攻撃が仕掛けられているもようだ。 WikiLeaksはTwitterで11月29日から30日にかけて、「われわれは現在、大規模なDDoS攻撃に遭っている」「DDoS攻撃は10Gbpsを超えた」と現状を伝えた。 セキュリティサービスを提供しているネット調査会社の英Netcraftは29日のブログでこの攻撃について報告した。それによると、攻撃はWikiLeaksが外交文書の公開を始めた28日ごろから始まり、WikiLeaksのメインサイトが一時アクセスしにくい状態になった。WikiLeaksはトラフィックを複数のIPアドレスに分散させて攻撃をしのいだという。 30日にかけては外交文書が掲載されているWikiLeaksの関連サイト「Cablegate」に対しても別のDDo
Infra.Market, an Indian startup that helps construction and real estate firms procure materials, has raised $50M from MARS Unicorn Fund.
佐々木俊尚(ITジャーナリスト)×長谷川幸洋(東京新聞論説委員)vol.1 「新聞記者はなぜ権力のポチになるのか」 長谷川:いま政治とメディア、ジャーナリズムの関係が大きく変わろうとしていると私は感じるんです。 一般の方が政治を見たり聞いたりするのは、やっはりメディアを通してです。ナマの永田町を見る機会はなかなか少ない。メディアを通して映像や、あるいは紙面で見ている。だから普通の国民にとってはメディアが描く姿が政治そのものなんです。 だけど、メディアが描いているものが政治の底流、本当の問題を十分に明らかにしているかといえば、まずそこに疑問があります。 その一方で、テレビとか新聞とか、あるいは雑誌とかいったこれまでのマスメディアとは別に、ツィッターなりブログなり、あるいは昨日の(新総理)記者会見も生中継したニコ動、そういったメディアも新しく出ていきて、メディア自身が拡がりました。そのことによ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く