はじめに―課程認定申請の業務特性― ガントチャート作成例 おわりに はじめに―課程認定申請の業務特性― 15年ほど前、大学が課程認定申請を忘れたため、新入生が1年間教員免許の取得に必要な単位を修得できなくなったという事件が起こりました[1]。法人化に伴う手続きだったという特殊事情はあるものの、前車の轍を踏まないよう反面教師としなければならない事例です。「申請を忘れる」ことは極めて稀な事例ですが、「申請が間に合いそうになくヒヤヒヤする」経験をした職員は多いのではないでしょうか。 課程認定申請は許認可申請業務で、大学の申請が行政機関で審査され、適当とされれば許可(認定)され、教職課程を開設することができます。申請から許可(認定)までのスケジュールはあらかじめ各大学に公表されており、最短でも1年、最長で1年6ヶ月を要します。大学の業務としては「長期戦」の部類に入るのではないかと思います。「長期戦