応接室として使われていただろう1階の部屋。壁は白い漆喰。2階の部屋の漆喰には卵の殻を練り込み、黄に色づけしている(写真/写真映像部・東川哲也) キャンパス内に、国指定の重要文化財を所有する名門大学がある。なかなか見る機会のない歴史的建造物を訪ねるシリーズ。第3弾は「明治学院大学」と「学習院女子大学」です。 【明治学院大と学習院女子大の写真の続きはこちら】 * * * ■明治学院大学 インブリー館 明治学院にはかつて4棟の宣教師館があったが、3棟は校舎増設のために取り壊された(写真/写真映像部・東川哲也) 現存する最初期の外国人宣教師館のひとつ。明治22(1889)年頃に建てられ、明治学院創立にも尽力した宣教師ウィリアム・インブリー博士が、夫人と共に明治30年から帰国する大正11(1922)年まで居住した。 明治学院・インブリー館。玄関ホールから見上げる。寄せ木の張り方が場所ごとに異なっ