このノンテクニカルサマリーは、分析結果を踏まえつつ、政策的含意を中心に大胆に記述したもので、DP・PDPの一部分ではありません。分析内容の詳細はDP・PDP本文をお読みください。また、ここに述べられている見解は執筆者個人の責任で発表するものであり、所属する組織および(独)経済産業研究所としての見解を示すものではありません。 技術とイノベーションプログラム (第三期:2011~2015年度) 「日本型オープンイノベーションに関する実証研究」プロジェクト 日本と米国におけるイノベーションシステムの違いは、日本においては特定の企業間による継続的なネットワーク(たとえば自動車産業における部品メーカーとOEMの関係)が特徴的であるのに対して、米国においては市場メカニズムを通じた技術取引や企業組織のダイナミックな変化(大学や企業からのスピンアウト)がより活発に行われる点にある。その背景として重要なのは