XXXX年XX月期、ある村に、心のやさしい浦島太郎という新人会計士(試験合格者)がいました。 浦島太郎が海辺を通りかかると、ストレスのたまった会計士受験生たちが固定資産(器具備品「生物-その他のもの」耐用年数8年…一般的には亀と言われる)を捕まえてイジメていました。 「おやおや、かわいそうに。そんなにやると収益性が低下して減損することになるよ。逃がしておやりよ。」 「いやだよ。こいつ拾ったから取得原価0だもん。どうしようと、おれたちの勝手だろ。こんな器具備品は除却してやるぜ。」 見ると器具備品は涙をハラハラとこぼしながら、浦島太郎を見つめています。 そこで浦島太郎はお金を取り出すと、会計士受験生に見せびらかして言いました。 「ほら。まじめに勉強して会計士になればこんなに稼げるんだぞ。パートナーになればもっとすごいぞ。わかったら簿価0の器具備品をいじめるのはやめて、勉強しておいで」 「確かに