(児美川 孝一郎:教育学者、法政大学キャリアデザイン学部教授) 大学関係者の界隈で「IR」と言えば、それは、いま政府が進めようとしている「統合型リゾート(Integrated Resort)」のことを指したりはしない。もちろん、企業の投資家に向けた情報提供活動である「IR(Investor Relations)」のことでもない。端的に、大学関係者の誰もが思い浮かべるのは、ここ数年で、全国の大学に急速に普及してきた「IR(Institutional Research)」のことである。 大学におけるIRとは、いったい何なのか。なぜ、この間、全国の大学に広がったのか。IRを推進することのメリットはどこにあり、逆に、そのことに落とし穴はないのか。今回の記事では、このあたりのことを考えてみたい。 IR(Institutional Research)とは何か IRを無理やりに日本語に訳すと、「機関研究
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く