現在位置: ホーム > 刊行物 > 日本労働研究雑誌 > 2023年 > 10月号 > 研究ノート(投稿)要約「ノンキャリア国家公務員の昇進競争の実態─法人化前の国立大学採用職員を事例として」 ノンキャリア国家公務員の昇進構造は,これまで,いわゆる霞が関と呼ばれる本省に着目した分析から,遅い昇進(選抜)であると見られてきた。一方で,ノンキャリアの多くは地方支分部局等で勤務しており,本省勤務のノンキャリアを地方支分部局等からの異動によって確保する府省も少なくない。そのような類型の一例である国立大学採用職員については,ファスト・トラックが存在することをインタビュー等により明らかにした先行研究もある。このように,国家公務員の9割以上を占め,その役割も大きいとされるノンキャリアだが,その昇進構造についてはいまだ十分には明らかにされていない状況にある。そこで本稿では,地方支分部局等で採用されて本省に
シリーズ第4弾は、フランス在住の当機構海外情報協力員である鈴木宏昌氏に執筆をお願いした。 本稿は、フランスの国家公務員の幹部職員に関する資料や研究および公務員省担当者へのインタビューに基づきとりまとめられたもので、上級公務員の身分と採用、賃金と労働条件を概観し、公務員の働き方について日仏の比較分析をしている。なお、本稿はフランスの国家公務員の働き方に対する政府の公式見解や公務員全体の働き方を網羅したものではないことにご留意頂きたい。 (掲載日:2022年8月23日) わが国では、将来の行政の中心を担うべき国家公務員の幹部候補、いわゆる公務員のキャリア組の中に、何年か役所で働いた後、その長時間の労働実態や自由度の少ない仕事という厳しい現実の前に、モチベーションを失い、退職する人が増えていると言われる。将来の行政の中心となる人が役所を去ることは、その個人にとっても国にとっても大きな損失であるこ
シリーズ第3弾は、日本とドイツの公務員制度に詳しい金沢大学の早津 裕貴准教授に執筆をお願いした。 早津准教授は、公務労働従事者を広く組織する「dbb官吏同盟・協約連合」の協力により、働く側の意見を聴取した上で、ドイツの公務員の労働時間やテレワーク等の柔軟な働き方の現状について、日本の公務員制度との違いも含めて、詳しく解説されている。なお、本稿はドイツの国家公務員の働き方に対する政府の公式見解や公務員全体の働き方を網羅したものではないことにご留意頂きたい。 (掲載日:2022年8月8日) はじめに ドイツ官吏の労働時間制度の特徴 ドイツ官吏における労働時間制度の概要 ドイツ官吏における労働時間制度の実態に関するQ&A ドイツ官吏における柔軟な働き方 育児休業等について おわりに 1.はじめに 今回の調査は、労働政策研究・研修機構からの委託の下、同機構の担当部からの基礎的な質問項目の提示に応じ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く