概要 研究の目的 2001年「キャリア・コンサルティング研究会」の設置から20年、2016年のキャリアコンサルタント登録制度の創設・施行(キャリアコンサルタントの国家資格化)から5年が経過し、キャリアコンサルティングを中心としたキャリア形成支援施策は、振り返りの必要性に迫られている。特に、制度当初から指摘されていた問題、当初、想定されなかったがその後の社会経済の動向の中で浮かび上がってきた問題、個人のキャリア形成をめぐる直近の環境変化の中で急ぎ対応が求められる問題など、検討すべき事項が多々残されている。 こうした中、更なるキャリアコンサルティングの推進を図るため、改めて、海外の関連制度の最新情報を収集し、それに照らして日本の関連施策のあり方を検討する必要が生じている。そこで、本資料シリーズでは、① キャリア支援者養成に係る海外の研究動向、② キャリア支援関連資格の先進各国との比較、③ オン