ディスカッションペーパー 23-04 看護師、介護職員、保育士、幼稚園教諭を対象とした処遇改善事業の有効性の検討に向けて―先行研究レビューを手がかりとして 概要 研究の目的 看護師、介護職員、保育士、幼稚園教諭を対象とした処遇改善事業の有効性について、離職に関する先行研究サーベイから検討する。 研究の方法 文献サーベイ 主な事実発見 本稿の目的は、看護師、介護職員、保育士、幼稚園教諭(以下、医療・福祉・教育サービス職種)を対象とした処遇改善事業の有効性について、離職に関する先行研究サーベイから検討することにある。具体的には、医療・福祉・教育サービス職種の離職理由に賃金があるのかどうか、同職種について、賃金による離職抑制効果が見られるかどうかを検討する。加えて、先行研究レビューの結果を、今後実施予定のヒアリング調査に活用することも検討する。 上記4職種が提供するサービスに対するニーズは、今後