西郷隆盛の長男で、2代目の京都市長を務めた西郷菊次郎が市長当時、皇室ゆかりの寺「聖護院」の境内に自宅を構えていたことが、歴史研究家の調査でわかりました。菊次郎の京都での生活ぶりは詳しくはわかっておらず、専門家は「西郷家の歴史を知るうえで貴重な発見だ」としています。 市長としては琵琶湖疏水や市電建設を進めるなど、京都市の発展の礎を築きましたが、当時の詳しい暮らしぶりは分かっていませんでした。 これについて京都市の歴史研究家、原田良子さんが府が保管していた明治41年の電話帳にあたる「京都電話番號聯合廣告簿」と呼ばれる資料を詳しく調べたところ、「聖護院町聖護院内京都市長宅西郷菊次郎」と記載されているのが見つかったということです。 京都市左京区にある聖護院は皇室ゆかりの寺で、当時、境内の西門付近に屋敷が建っていたことが知られていましたが、誰が住んでいたかは分かっていませんでした。 この屋敷に菊次郎
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