国立大学二次試験の願書提出期限まであと約一週間。「東大は世界を担う知の拠点」などと現総長は謳(うた)っているが、そこで立ち止まってしまう学生も多いという。入学後に脱落する人と飛躍する人。その違いはどこにあるのか。 東大理系─── テストが出来るだけなら、入らないほうが安全 次元が違う人たち 「研究において最高のパワーは、東大理系の学生たち。世界で最も優秀な集団です。これほど基礎学力を持ち、当たり外れのない集団は世界でも他にはない」 量子コンピュータの研究で世界最先端と言われ、ノーベル賞候補の一人に挙げられている、東京大学工学部・古澤明教授の言葉だ。 ならば東大理系出身者によって、続々と世界最先端の研究や技術開発がなされているかと思いきや、思い浮かべてみても、意外と浮かんでこない。 確かに東大OBには、政官財のリーダーたちがずらりと名を連ねる。しかし国を動かす官僚にしても、採用時は文系理系で
自分の人生がどうしてこうなってしまったのか、僕にもわかりません。自分なりに一生懸命やってきたつもりだったのに・・ 就職活動の時、社会に出るのはすごく不安だった。大学に入った時もそうですけど、僕は友達を作るのが苦手です。新しい場所になかなか馴染めない。朝、大学に行っても、どこにいけばいいのか。それがわからない。だから行かなくなっちゃいました。そして、留年しました。 もちろん授業があれば教室に入ればいいんだけど、みんなあちこちに座って楽しそうに話をしてるでしょ。僕はどこに座ればいいんだろうって。わからない。一人で座ると、みんなが僕のことを見ている気がするんです。あいつ、また一人だな、って。そう言われている気がして。 授業が終わった時もそうです。忙しそうにすぐに出ていく人もいるし、その場で友達と話し始めて熱心に相談してるグループもある。僕は、僕はどうしたらいいんだろう、っていうのがわからない。立
東大や京大などの工学部長からなる「8大学工学部長会議」が、経団連に修士課程に属する院生の採用活動を2年次の4月以降から始めるよう求めたそうだ。8大学工学部長会議は「学生の修学意欲や博士課程への進学意欲を低下させ、人材育成にも悪影響を与えかねない」としている。 ちなみにタレコミ子は工学部の修士過程に進学し、1年次の9月くらいから就職活動を始めていた。幸いながら自分が所属していた専攻は推薦枠も多数あったのだが、学内での推薦枠の割り当ては2年次の4月以降だったため、もし推薦枠がない企業への就職を希望する際はそれまでに就職先を確定させる必要があり(推薦で採用が決まった場合はそれを蹴るのはあまり許されるものではないため)、それを考えると1年次の夏~秋からの就職活動は必須だと思っている。 また、「博士課程に行くと就職先がない」というのは院生の間ではもう通説となっており、就職活動が博士課程への進学意欲に
はてな匿名ダイアリーで以下のようなエントリーを見ると、自分の研究室でうつ病になった子を思い出して心配になる。 自殺すると研究室にお金が入る仕組みってないのかなぁ 気持ちの整理になるかもしれないので書いてみる 私は、卒業研究や修士研究で得た経験が今後の人生においていくばくかの役に立つと信じているので、卒業研究や修士研究を真剣にかつ楽しく行って欲しいと思っている。でも、一方で、卒業研究や修士研究は長い人生において、何回か登場するちょっとした進級試験でしかないことも理解している。だから、はっきりいって卒業研究や修士研究で自分の心や体を壊すなんていうのはあまりにももったいないと思う。 博士研究は別として、卒業研究と修士研究は成果ではなく努力を評価の対象としている。「でも、中間試問や最終試問とかでは成果について問いただすじゃないか?」という疑問もあろうかと思うけれども、それは、努力の度合いを成果を用
まさか自分がこうなろうとは。 今から大学院へ行こうか、また大学や大学院を中退しようか考えている方のために書きたいと思います。 あらかじめ断っておきますが、自分の主観が大きく入っているので、 この記事を読まれる個々人の状況により解決策は異なることと思います。 しかしそれでもこの体験は多くの理系大学院で起こりうるものであることと思います。 私の在籍していた大学私は中堅国立大学の理系大学院へ進学しました。 私が通っていた大学は4年生になった時から研究室への所属が決まります。 しかしながら、研究室というものには人数の定員があり、思ったところへ行けませんでした。 私の所属が決まった研究室は学校の中でもトップクラスの場所でした。 優秀な学生は自ら名乗りを上げ、大学院入試の際は外部の大学から受けに来られる方もいるくらいの場所でした。 そんな中で私もこれはそういう運命なのだと、やる気に満ちてがんばっていま
某国立大学工学部所属の21歳。電気系の学科に所属。 父親が某大手電機企業の保守、整備を担当する人間だったもんで 現場を知らない人間が作った製品の欠陥に関する話や、 それをなんとか解決した武勇伝を子守歌のように聞いて育ってきた。 父曰く、「工学部出身のやつはダメだ。パートのおばちゃんの方がよっぽど使える。」と。 (ちなみに父は工業高校卒。) 大学に入るまではそんなのあり得ないだろうと思っていたが、年を重ね、研究室に入ってその言葉を少し実感している。 事例をいくつか挙げてみる。 ・シミュレーションばかりする教授。実際の製作はどうするか聞いたら、学会誌に載せると誰かが追実験してくれるからしなくていいそうな。 ・院生が作った学生実験用電源が使い出してから3回ですべて故障。調べてみたらコンデンサの選定が非常にまずい。半田付けも芋半田だらけで非常に汚い。 ・パソコンのメモリとHDDの区別が付かない先輩
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 卒業生のN君からメールが届いた。米国系のある有名企業にこの春入社したばかりの新入社員だ。 「入社後1週間は研修でしたが、先週の火曜日よりFinancial Management Programの1stローテーション先として、○○社に赴任しています。○○社では来年の1月末まで働き、その後は半年ごとに他のグループ会社をローテーションして再来年の7月末までの2年間で計4カ所の会社を回り、プログラムを終了することになります」 「僕は○○社のFinanceのなかのControllershipチームの一員として働いています。と言えば、なんだかカッコいいですが、経理の中でいちばん経理経理、簿記簿記している、経理部の王道のようなところで働いています。でも、F
先日4年生の卒研発表を見学してきた。凄く難しいものだと思っていたので、率直な感想としては「卒研ってこの程度でいいのかな?」というものが多かった。研究内容も微妙だし、かなりいい加減なものもあった。凄いと感じたのは2件ほど。こんな大口叩いてるけど、まぁ自分も来年涙目になっているだろうw そこで、その発表と、質疑応答での教授とのやりとりの中で自分が感じた、卒論にあたっての注意点をまとめてみた。あくまで僕が見学した発表の中で感じ取ったことなので、一般的な注意点をすべて網羅している訳ではない。 研究内容について 研究のアピールポイントは? 何が革新的なの? 複数の利点があったとして一番のポイントは? ここがアピールできないと最悪。 その研究をすることで良いことはあるの? 誰が得するの? どのように得するの? 本当に得するの? 卒論程度であればさして重要ではないが、このことにまで考えが及んでいるとアピ
卒論大詰め。やっぱり、だめだった。 そこで、せっかくなので卒業研究を華麗に失敗する方法をちょっと書いてみる。タイトルのとおりだけれども、卒業研究を華麗に失敗するための有力な方法は「他人の話を聞くのをやめる」。かなり効果的なのでお勧め。 やり方は始めのうちは簡単。先生や先輩が何を言ってきても以下のように答えて、実際は何もしなければよい。 真剣な顔で、まじめに聞いているふりをする 相手の言っていることがわかっていようが、わかっていまいが「はい、わかりました。」と答える 向こうが「何か質問がある?」と聞いてきたら「特にありません」と返す とりあえず、相手の気が済むまでしゃべらせて、その後は忘れる はじめのうちは、先生や先輩もだまされていることに気がつかず「あいつは素直なやつだなぁ」なんて、思うけれども、しばらくするうちに、何かしら注意されたことや相手が教えてこようとしたことに対して失敗してしまう
MIT「熱血物理学教授」の講義ビデオが大人気 2008年1月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Aaron Rowe 固定していた振り子を解き放したとき、元の位置より高いところまでは到達しないことを、体を張って証明するWalter H. G. Lewin教授。 マサチューセッツ工科大学(MIT)の大教室で物理学の講義を担当しているWalter H. G. Lewin教授は、非常に情熱的だ。 「今から、みなさんを驚かせるつもりだ」と、理屈に合わないかのように思える電気回路の問題を取り上げた講義の冒頭で、Lewin教授は言う。「私が今からお見せすることは、みなさんには信じられないだろう。だから、1つずつ段階を追って理解するように努めてほしい」 『New York Times』紙は12月19日(米国時間)、Lewin教授を取材したSara Rimer氏の記事を掲
修士課程へ進む人は2年間、博士課程へ進む人は5年間、 特定の研究室にお世話になります。 22歳からの数年間は、その後の人生に大きな影響を与えます。 しかし、悲しいことに大学の教授の質はてんでバラバラです。 日本屈指の大学でさえ、電波教授がかなりの割合で存在します。 (電波教授が指すものは、研究能力がなく、それを補うために学生の業績を食い物にしている人です) なるべく、電波教授とは遭遇したくはないものですが、 電波教授を見抜くのは簡単ではありません。 そこで、電波教授の特徴をまとめてみます。 しゃべりが上手い理論が非常に弱い研究室の目標が興味をそそる最近の発表論文に著者名が書かれていない関連分野の研究室と交流が無い比較的新しい分野出張が多い博士課程の学生が多い場合がある 電波教授の武器はしゃべりです。しゃべりによる誤魔化しで生き延びているといっても過言ではありません。 どのような研究をする場
毎日必ず読むのが、新聞の人生相談。全国の新聞にシンジケートされている人生相談がいろいろあるが、今うちで取っているSan Jose Mercuryに掲載されているのはDear Abby。「へー、アメリカ人はこんなことを悩むものなのか」という質問内容に対する驚きと、「へー、こんな風にアドバイスするのか」という答えに対する驚き、両方があります。 Abbyさんの回答が不適切だと思えば、それを読んだ読者からさらに多数の手紙やメールが来る。で、今週二度にわたって「回答に関する読者からの手紙」が掲載されたのが、「教会でいつも会う70代の男性が、いつもギューと抱きしめてくる。やめてくれ、と頼んでもだめ。どうしたらよいだろうか」という相談に関するもの。Abbyさんのオリジナルの回答は、 「ブラの中に画鋲を入れておけば、抱きしめた時痛くてやめるでしょう」 というお茶目なものだったのだが、「んな甘いことではイカ
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