福島県高校野球連盟は13日、7月13日に開幕する第93回全国選手権福島大会で、開催する福島市、郡山市などの計7球場で毎朝測定する放射線量が毎時3.8マイクロシーベルトを超えた場合、当該球場での当日の試合を中止する方針を固めた。屋外活動を制限する文部科学省の基準値に沿った。試合途中での降雨時は通常より早めに中断、打ち切りを判断することも確認。23日の大会運営委員会で正式決定する。 福島第1原発事故を受け、福島県高野連は同県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・長崎大大学院医歯薬学総合研究科長を招いた研修会を、13日に福島市内で開催。意見交換をして方針を決めた。各球場で試合開催日の午前7時にグラウンド、ダッグアウト、スタンドなど5カ所で、地表から約50センチの高さの放射線量を測定する。今月上旬に県内6支部で開催した支部大会では試験的に同様の測定を行ったが、基準値を超えた球場はなかったとい