来年5月にある伊勢志摩サミットのロゴマークを審査する有識者懇談会の初会合が2日、首相官邸で開かれた。2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム使用中止が決まった直後だけに、懇談会も緊張感が漂い、「五輪のようにはしてはならない」などの発言も相次いだ。 懇談会は政府が主催し、この日は選考の方法や日程について意見が交わされた。クリエーティブディレクターの佐藤可士和氏、ファッションデザイナーのドン小西氏、社会学者の古市憲寿氏らが出席。ドン小西氏は「オリンピックが大変なことになって、ネットで炎上している。間違いのないように選考したい」とあいさつ。古市氏も「できるだけ透明で納得できる形で選ぶのがいい。炎上騒ぎには絶対にするべきではない」と続いた。 終了後、鈴木英敬三重県知事は「サミットは短期間であり、やり直しはできない。政治的にも重要な会議で、混乱がないように十分留意をしてほしい」と記者団に語った
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