シェールオイルの採掘が盛んなアメリカは今後、石油の生産量をさらに伸ばし、5年後にはサウジアラビアに次ぐ、世界2位の石油輸出国になる見通しです。 世界の主な産油国はそろって生産量を伸ばしますが、最も油田の開発が進むのはアメリカです。1日当たりの生産量は400万バレル増えて、世界全体の増産量の7割をアメリカが占める見通しです。 この結果、アメリカは2021年には石油の純輸出国となり、5年後の2024年までにはロシアを抜いてサウジアラビアに次ぐ、世界2位の石油輸出国になる見通しです。 これに対して、サウジアラビアを中心にしたOPEC=石油輸出国機構は制裁を受けるイランや政治的な混乱が続くベネズエラの生産量が伸び悩むことから、市場に及ぼす影響力は弱くなっていくということです。 IEAは「国際的な石油市場は大きな変革の時代を迎えている」と指摘しています。 今後の石油の需要は、電動化が進む自動車産業で
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