7月25~26日、JR東海・浜松工場で「新幹線なるほど発見デー」が開催された。年に1度、浜松工場を一般公開するファン待望のイベントだ。 例年の目玉は「新幹線吊り上げ」。その名のとおり、新幹線N700系の車体を吊り上げ、来場者の目の前を移動して、離れた場所にある台車の上に下ろす。 全長25メートルの車両が宙を飛ぶ姿は、ただでさえ迫力満点。それを今年はドクターイエローの車両を使って実施した。過去21回行われた「なるほど発見デー」でも初めてのことだ。「たまたまドクターイエローの全般検査の時期と重なったから」と、JR東海の担当者は言う。 JR東海の対応が変化した 全般検査とは、車両をバラバラに分解して徹底的に検査すること。走行距離120万キロメートル、または前回の検査から3年経過のどちらかに該当した段階で行われる。営業車両だけでなく、ドクターイエローのような試験車両も、時期が来れば検査対象となる。
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