対して空間型は、介入していける環境や人があって初めていきいきと光るタイプだ。 テキストだとおもしろくない事柄でも、彼らをとおして見聞きすると、途端に色鮮やかにおもしろく感じられる。 彼らは周囲の反応を細やかに察知し、声の調子、表情を変え、周囲を巻き込みながら、”おもしろい”空間を作り上げていく。 職業で例に挙げるなら、ひな壇芸人、バラエティタレント、クラスの中心人物、飲み会の盛り上げ隊長などだ。 私たちは、芸人さんが「◯-1グランプリ」的なもので優勝しても、その後のバラエティ番組では急に”おもしろくない人”に見えてしまって、消えていくのを何度も目にしている。それはテキスト型としてのスキルはあっても、空間型としてのスキルはないからだ。 ネタ番組では、完成した”おもしろい”を披露すればよいが、バラエティ番組では出演者と(ひいては視聴者や観覧客と)その場で空間を作り上げていかねばならない。 ミス
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