マツダが「SKYACTIV」の進化を図る一連の技術開発の過程で、業界で初と言われる新技術を製品に投入し始めた。これは、ドライバーのステアリング(ハンドル)操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させ、タイヤの接地荷重を最適化することによって、動いている車体の横方向とタテ(前後)方向の加速度(G)をコントロールする、という技術だ。この技術によって、車体の自然でなめらかな走行ができる、言い換えればごく普通のドライバーでも、プロ並みの運転、コーナリングができるという。このマツダの新技術開発の舞台裏をレポートする。(後編/全2回) SKYACTIVだからこそ可能になった新技術 この稿は必ずしも新技術「Gベクタリングコントロール」の考え方のロジックを具体的に述べるのが主な目的ではないので、その結果だけを紹介する。 マツダの車両開発本部の梅津大輔は瞬間瞬間に発生するクルマの駆動力を100パーセント、タイ
![マツダの新技術!「Gベクタリングコントロール」で運転がプロ並みに?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/34cbb4037fa3b8fae4dfe8d379534247cc91014a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2Fe%2F1200wm%2Fimg_cef8785f43fec34bb07350f8ddf10fbd48648.jpg)