先月、相次いで上陸、接近した台風の影響で、北海道を主な産地とするタマネギやダイコンなどの野菜は収穫作業ができなくなっていて、卸売価格が値上がりしています。 特に北海道を主な産地とするタマネギやダイコンなどの野菜は、収穫作業ができなかったり輸送用の船が欠航したりした影響で、供給が大幅に落ち込み、卸売価格が値上がりしています。 1日に発表された東京都中央卸売市場での31日時点での卸売価格は、タマネギが1キロ当たり169円で、前の日に比べて14円高くなったほか、ダイコンが14円高い137円、ニンジンが8円高い169円、ジャガイモが2円高い146円などとなっています。 中でも、タマネギはことし4月以降、カビの流行で生産量が落ち込んで価格が上昇していたところに台風の影響が重なった形で、去年の同じ時期と比べると52%高くなっています。 農林水産省は台風の被害の大きさによっては、野菜の価格はさらに上昇す