首都圏では近年、常にどこかのエリアでタワマンが建っており、湾岸エリアにいたっては、どこを見ても大規模な建設現場という状況だ。しかし、今、タワマンの供給過剰が叫ばれ、中国人投資家も投げ売りし始めたという噂も聞こえてくる。一方、住人たちも購入前は予測だにできなかった数々の問題に直面していた――悲劇の現場を徹底リポート! 江東区有明の新築タワマンに2年前に引っ越したばかりの大野友恵さん(仮名・29歳/主婦)は、住民同士の見栄の張り合いで疲弊している。 「ウチの場合、20人くらい同年代の奥様たちが参加するLINEのグループがあるのですが、そこでたびたびランチ会が企画される。どこのお店がいいか、案を出し合うのですが、みんな貧乏くさいと思われたくないので、高い店ばかり提案する。 結局、行先はお台場のヒルトンやニッコーホテル、ベイコートクラブなど2000円以上するホテルランチになる。互いに無理をしている