東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドが、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を大幅に拡張する方針を固めたことが29日、分かった。投資額は3000億円規模に上る。事実上の第3のテーマパークと位置付けて新たなキャラクターや大型アトラクション施設を導入。訪日外国人らを取り込み、再成長を狙う。 2025年までの着工を目指す。来年5月までに詳細を詰めるが、訪日観光客を意識して「日本」的なテーマを取り入れることも検討している。 関係者によると、米ウォルト・ディズニーと権利関係の調整で協議に入った。既存の駐車場を立体化して空いた敷地を活用するほか、隣接地の買収で用地を確保する計画だ。投資額は20年度までの中期経営計画には含まれず、新たな投資になる。投資額は既存のTDLとTDSの事業費に匹敵する。