【ニューヨーク=有光裕】25日午前のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)が取引時間中としては初めて2万ドルの大台を突破した。 米国経済の成長が加速するとの期待から、投資家が米国に投資資金を移す動きを強めている。 トランプ米大統領は20日の就任以降、具体的な経済政策に触れてこなかったが、24日に大規模パイプラインの建設を進める大統領令に署名したことで、公約通り景気拡大策を行うとの見方が広がった。 トランプ氏が2016年11月の米大統領選で当選後、公約した法人税率の引き下げや、老朽化した社会資本整備への投資拡大、金融やエネルギー分野などの規制緩和が米景気を押し上げるとの観測が広がり、「トランプ相場」が続いている。