高齢のドライバーによる交通事故が後を絶たないことから、政府は、自動ブレーキなど事故を防止する仕組みを備えた車の普及を進める方策を検討する会議を開き、今年度中に具体策を取りまとめることになりました。 会議では、警察庁の担当者から、高齢のドライバーの事故の原因として、ブレーキとアクセルを踏み間違えることに加え、安全確認が不十分なケースが多いことが報告されました。 また、国土交通省の担当者からは、おととし1年間に国内で販売された新車のうち、自動ブレーキを搭載した車は45%程度、ブレーキとアクセルの踏み間違いを防止する性能を備えた車が全体の35%程度にとどまっていることが説明されました。 こうしたことから会議では、事故の原因をさらに詳しく分析し、自動車メーカーに対して、高齢のドライバーの運転を支援する機能を備えた新たな車の開発を後押しする方策や、事故防止の性能のある車の購入を促す対策についても検討