ステーキ専門店「いきなり!ステーキ」が、「カレー」「ハンバーグ」「牡蠣(かき)」と、意外なメニューを次々に投入している。運営するペッパーフードサービスはJ-CASTニュースの取材に、顧客層の拡大が狙いと話す。 既存店売上の前年割れが止まらない同店。「ステーキ一本足」からの脱却は功を奏すか。 ■ステーキ業界の雄が一転... 2013年12月に銀座に1号店をオープンし、19年3月時点で433店舗まで拡大した「いきなり!ステーキ」。立食形式、グラム単位の価格設定、食べた肉の量に応じてポイントが貯まる「肉マイレージカード」などユニークな施策を打ち出し、ステーキ店「ペッパーランチ」で知られるペッパーフードサービスの稼ぎ頭にまで成長した。 しかし、足元の業績は厳しさを増す。18年4月から既存店売上の前年割れに歯止めがかからず、19年3月は前年同月比73.3%にまで落ち込んだ。 競合他社の参入が相次ぎ、