(CNN) 米自治領プエルトリコが猛烈なハリケーン「マリア」に直撃され、20日、全土で停電に見舞われた。カリブ海の諸国ではこれまでに7人が死亡している。 プエルトリコでは発電機がなければ電気が使えない状況で、知事報道官は20日、「100%の停電」が続いていると説明した。全土で樹木がなぎ倒されて大規模な洪水が発生し、インフラが破壊されるなど壊滅的な状況にあるという。20日夜の時点で1万人以上が避難を続けている。現時点で負傷者は確認されていない。 プエルトリコのロセジョ知事は20日夕から23日朝まで、午後6時から午前6時までの夜間外出禁止を発令した。 カテゴリー4以上のハリケーンがプエルトリコに上陸したのは85年ぶり。米国立測候所のレーダー2基も暴風雨で破壊され、救助要請が殺到しても救助隊がすぐには出動できない状況だった。 マリアは20日午後、勢力を弱めて5段階で下から2番目の「カテゴリー2」