湯沸かし器や食器洗い機など、住宅に設置されているタイプの石油・ガス機器や電気製品では、使用期間が10年を超えた製品で部品の劣化による発火や発煙などの事故が相次いでいるとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。 石油・ガス機器や電気製品の事故は、使い方を誤って起きることが多くなっていますが、10年を超えた製品では、配管のつなぎ目のゴムが劣化して燃料が漏れたり、配線が切れてショートしたりするなど、部品の劣化も主な原因になっていて、定期的な点検を行って適切に部品を交換していれば防げた可能性があるということです。 NITEの池谷玲夫課長は「住宅設置型の製品もおおむね10年を超えると定期的な点検が重要で、場合によっては買い替えの検討も必要になります。メーカーに登録しておけば点検の時期を知らせてくれる制度もあるので、ぜひ活用してほしい」と話しています。