しかし、これから需要が高まる職業を探すうえでは、求人倍率の動向だけでなく、就業者数の増減を把握することも重要だろう。そこで今回、「国勢調査」を基に、ここ数年で就業者を増やしている職業、減らしている職業を明らかにし、そのトレンドを探っていきたい。 国勢調査は、国の現状を把握し政策立案を進めるうえで、とても重要な統計だ。日本では5年おきに実施されており、5の倍数にあたる年の10月が調査のタイミングになっている。直近では2015年に行われており、その調査結果が順次公表されている。 その中に、産業別、職業別の就業者数を調べた詳細なデータもある。このデータを基に、直近の調査(2015年)とその前の調査(2010年)の就業者数の増減を算出し、ランキング形式でまとめたのが、「働く人が増えた職業・減った職業ランキング」だ。 増加数トップは一般事務職で39万人増 対象の職業は、国勢調査の職業分類のうち中分類
![働く人が増えた職業・減った職業ランキング](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cad4b19b062fba0687eaecb5bc9a29aeac10d144/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2F9%2F1200w%2Fimg_c9179c274adfb1d9a143358fe6be384a274686.jpg)