7月9日付当サイト記事『失業手当をもらえない!空前の黒字の雇用保険積立金、給付率カット&非正規労働者排除』で、雇用保険の積立金(失業給付関係)が、史上空前の水準である5兆9000億円にも膨れ上がっている背景についてレポートした。 東京オリンピックのための新国立競技場の建設費が2500億円にも上ることが激しい批判を浴びて計画が白紙撤回されたが、雇用保険財政には、その新国立競技場を23カ所建設しても、まだ1000億円以上のおつりがくるほどの巨額資金がプールされている。 それにもかかわらず、雇用保険制度本来の目的であるセーフティネット機能強化の動きはまったく見られない。昨年4月の法改正では、再就職手当や育児休業給付の増額等、「失業して困っていない人」に対する給付ばかり上積みする、おかしな施策が取られただけである。 保険料を下げればよいと思われるかもしれないが、労働者負担は給与の0.5%とかなり低
![働きながら失業手当を満額受け取る?さらに就職活動まで行う術!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ce210f6532ceb1d32da58f920c2c444a24c1e4dd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbiz-journal.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F06%2Ftop_10991_shitsugyo.jpg)