チンパンジーなどの類人猿に特定の映像を見せ、どこに注目しているか、特殊な装置で分析したところ、映像に登場する人の立場に立って行動を推測していると見られることがわかったと、京都大学などのグループが発表しました。こうした能力はこれまでヒトにしか備わっていないと考えられてきたということです。 はじめに、左右2つの干し草の山のうち片方に動物が逃げ込み、それを見た人が動物が隠れた干し草を棒でたたくという内容の映像を見せました。続いて、動物がいったん隠れたあと、人が見ていない隙にこっそり逃げ出したという映像を見せると、その後、40頭のうち半数の20頭が、動物がいったん隠れたほうの干し草に注目し、別の干し草に目を向けたのは10頭だったということです。 研究グループは、動物が逃げたことを知らない人の立場に立って行動を推測していると見られると分析しています。 平田教授は「こうした能力はこれまでヒトにしか備わ
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